宇宙

2026.09.26 11:30

太陽、形成初期に「巨大地球型惑星を飲み込んだ」可能性

恒星が惑星を飲み込んでいる様子を描いた想像図。青線は惑星の軌跡で、惑星は恒星の方向に螺旋を描くように落ち込み、最終的に突入する(NASA, ESA, CSA, Ralf Crawford (STScI))

がか座の方向約42光年の距離にあるK型主系列星HD 40307を公転する3つのスーパーアース(大型の地球型系外惑星)を描いた想像図。質量はそれぞれ地球の4.2、6.9、9.2倍で、公転周期は4.3日、9.6日、20.4日(ESO)
がか座の方向約42光年の距離にあるK型主系列星HD 40307を公転する3つのスーパーアース(大型の地球型系外惑星)を描いた想像図。質量はそれぞれ地球の4.2、6.9、9.2倍で、公転周期は4.3日、9.6日、20.4日(ESO)

太陽系のスーパーアースはどこへ消えたのか?

地球の約5~10倍の質量を持つ惑星と定義されるスーパーアースは、天の川銀河(銀河系)にある他の惑星系には多く見られるが、太陽系には存在していない。その理由は科学者もまだ解明できていない。過去の研究では、かつてスーパーアースが水星よりも太陽に近い場所で形成された後、原始惑星系ガス円盤内を内向きに移動した可能性があるとする仮説が提唱されていた。原始惑星系ガス円盤は、誕生したばかりの太陽を周回していたと考えられるリング状の濃密なガスと塵(固体微粒子)だ。1つあるいは複数のスーパーアースが、初期の太陽の中に螺旋を描くように落ち込んだのかもしれない。

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今回の研究ではこの仮説をさらに発展させ、こうした劇的な出来事の痕跡が太陽の内部に数十億年にわたり存在し続けている可能性があるかどうかという問題に挑んでいる。

科学者による太陽内部での証拠探しは可能か

今回の研究で明らかになったのは、太陽が過去に惑星を飲み込んだ直接の証拠そのものではなく、その影響によって内部構造や化学組成に残された微かな痕跡を、日震学的手法によって特定できる可能性があることだ。日震学は、太陽表面の振動と音波を観測して、太陽の内部構造を調べる研究分野だ。もし裏づけが得られれば、今回の発見により、失われたスーパーアースの運命を解き明かすだけでなく、恒星が何十億年も前に破壊した惑星の痕跡を保持している可能性があることを実証できるかもしれない。

(forbes.com 原文)

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翻訳=河原稔

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