イーロン・マスクは2022年以降、ビットコインと暗号資産の表舞台から距離を置いているが、同氏の企業であるテスラとスペースXは、20億ドル(約3160億円)規模のビットコインの激震を引き起こそうとしている可能性がある。
マスクがビットコインや暗号資産に関する投稿から距離を置いて以降も、ビットコイン価格は周期的な上昇を続け、昨年末には12万6000ドルに達した。その後、2026年には50%以上急落したものの、ここ1カ月の反発により、今後のビットコイン価格に対する市場の期待や思惑が再び高まっている。
いま、ある小規模な暗号資産が「2013年にビットコインを買うようなもの」と評されるなか、イーロン・マスクのXはフィードに「取引」ボタンを追加した。これによりユーザーは、ビットコインやテスラなどのいわゆるキャッシュタグをタップしてリアルタイムのチャートを表示し、取引を開始できる。
「キャッシュタグは、タイムライン上の株価表示と市場そのものとの隔たりを埋めるものです」と、Xのプロダクトエンジニアリング・リードであるムリドゥル・シンガイは投稿の中で述べた。
「ティッカーを投稿またはタップすると、該当資産の個別ページへ直接移動し、リアルタイムチャートや関連する投稿へスムーズにアクセスできる。さらに、提携する証券会社や暗号資産取引所を通じて直接取引することも可能だ」
この機能はXユーザーを、Interactive Brokers、Moomoo、Gemini、Kraken、Coinbaseなどの提携プラットフォームへ誘導し、そこで取引を完了できるようにするものだ。
今回のアップデートは、Xをあらゆる機能を備えた「スーパーアプリ」にするというマスクの計画における最新の一歩であり、夏に待望のX Moneyがより広範に展開されたことに続くものだ。
この発表を受け、ミームを基盤とするビットコインのライバルであり、マスクの「お気に入り」の暗号資産であるドージコインは約6%急騰した。暗号資産市場全体の上昇が広がるなか、主要な暗号資産市場をけん引している。



