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2026.09.25 08:45

営業利益率7%台でもUPS株が「投資家から注目」される根拠

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市場はなぜ、縮小したUPSにいまも懐疑的なのか

市場が懐疑的なのは、UPSの縮小が数字に表れているからだ。取扱量が減り、過去12カ月でみれば売上高も減っている。直近12カ月の売上高は0.4%の減収だった。S&P 500構成企業の中央値は8.3%の増収である。2026年第2四半期(4〜6月)には、グライドダウン(段階的削減:アマゾンからの委託配送量を順次減らしていく取り組み)が完了した。この四半期、米国内の1日あたり平均取扱個数は3.3%減った。最高財務責任者(CFO)のブライアン・ダイクスによれば、アマゾンの荷物と、UPSが自ら手放すことにしたそのほかの採算の低い荷物を除けば、取扱量は増えたという。

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アマゾンの荷物に代わる柱となるはずの事業も、競争にさらされている。アマゾンはいまも売上高の9%を占める。決算説明会では、そのアマゾンがUPSの顧客を直接奪いに来ているのではないか、という質問もアナリストから出た。トメは、UPSがアマゾンに荷物を奪われた例は把握していないと答えている。

スリム化した配送網は、荷物1個あたりでより多く稼げているのか

スリム化した配送網は、これまでのところ、荷物1個あたりの稼ぎを伸ばしている。2026年第2四半期の米国内事業では、荷物1個あたりの収入の伸び率が、1個あたりのコストの伸び率を1.3ポイント上回った。同事業の調整後営業利益(リストラ費用など一時的な損益を除いた営業利益)は21%増えた。UPSは、狙っている顧客の獲得も進めている。中小企業(SMB)からの取扱量は4.3%増えた。全社では、ヘルスケア(医薬品や医療機器の物流)の売上高が、2四半期連続で30億ドルを超えた。

事業規模を縮小したUPSが収益性を向上させられるか否か。その答えを出すのは、UPSが2026年第3四半期(7〜9月)の決算を発表するときの、この1個あたりの伸び率の差である。ダイクスCFOは、この差を0.5〜1ポイント(50〜100ベーシスポイント)とする目標を掲げている。そのうえで、前年の値上げの効果が一巡するにつれて、収入とコストの伸びはどちらも鈍るとみている。アマゾン以外の荷物が増えるなかで、この差が目標の範囲に収まるか、それを上回れば、小さくなったUPSはより多く稼いでいることになる。差がなくなれば、市場は正しいリスクを株価に織り込んでいたことになる。

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UPS株は現金を生む力を見込んで買う価値があるのか

小さくなった配送網が荷物1個あたりの稼ぎを伸ばし続けると信じるなら、買う価値はあるかもしれない。FCF利回りが市場全体の水準をここまで上回っているのは、縮小した事業がこの先もこれだけの現金を生み続けられるのかを、投資家が公然と疑っているのに等しい。投資家の見立てが外れ、辛抱強く持ち続けた人が報われることもある。

(forbes.com 原文)

翻訳=酒匂寛

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