メタがAIへの軸足移動に取り組んできた期間は10年を超える。2013年にFacebook AI Research(FAIR。同社のAI基礎研究部門)を立ち上げ、2023年にはChatGPTの対抗馬となる大規模言語モデルLlamaを投入した。昨年には主要アプリ群(WhatsApp、インスタグラム、Messenger、フェイスブック)に自社のAIモデルを組み込み、数億人の利用者がAIアシスタントを使えるようにした。
ザッカーバーグは、エヌビディアから膨大な数の高性能チップを調達し、さらに自社専用のチップをゼロから開発することに、数百億ドルを投じると表明してきた。AIの学習や推論に使う計算能力について、メタは民間企業として世界最大級の基盤を抱えている。そして、グラスやリストバンド、イヤホンといったAI搭載のハードウェアへと軸足を移しつつある。
ザッカーバーグがフェイスブックを創業したのは19歳のときで、学生が同級生の顔写真と名前を結びつけられるようにする仕組みとして始まった。2012年に株式を公開し、いまも発行済み株式の約13%を保有している。


