政治

2026.09.22 12:00

ホワイトハウス新ヘリポート除幕式、メディア締め出しでテレビ中継なし トランプの声は雑音に埋もれる

ドナルド・トランプ米大統領。2026年9月18日、大統領執務室にて(Chip Somodevilla/Getty Images)

ドナルド・トランプ米大統領。2026年9月18日、大統領執務室にて(Chip Somodevilla/Getty Images)

ドナルド・トランプ米大統領は21日、ホワイトハウスに新設したヘリポートの除幕式を行ったが、通常であればホワイトハウス記者会の代表取材によるマイク提供がなかったため、発言がすべて雑音にかき消されてしまう事態となった。

これは、トランプが週末に米CNNテレビなど主要メディア3社を説明なしにホワイトハウス取材から締め出したことを受け、ホワイトハウス記者会が21日の代表取材を拒否したことによる。

マイクを提供し音声や映像を他の報道機関に配信する代表カメラが不在だったため、ホワイトハウスに提供された映像の中で、トランプの声は雑音に埋もれてしまっている。

もともと21日の代表取材の担当はCNNに割り当てられていた。しかし、トランプがCNNとMS NOWテレビ、政治ニュースサイトのポリティコの取材許可を取り消して記者証を没収したため、CNNは取材ができなくなった。

ホワイトハウス記者会の代表取材チームはCNN、CBS、フォックス、NBC、ABCの主要テレビ局5社で構成されている。記者会側は、CNNの代わりに別のテレビ局を代表取材に割り当てることはしないと発表。CNNは21日、取材資格を剥奪された他2社とともにトランプ政権を提訴した。

トランプが報道3社をホワイトハウス取材から排除したのち、複数のメディアがトランプに関する報道を制限すると発表している。

政治専門ケーブルテレビ局C-SPANは、代表カメラの映像がなかったことを理由にトランプのヘリポート除幕式を放送しなかった。米紙ワシントン・ポストは「排除されたメディアへの支持を表明するため、ホワイトハウスを取材する他社の写真記者たちとの共同行動に参加する」として、21日の大統領関係の取材写真を米東部時間22日午前0時まで掲載しない方針を発表した。

代表取材の停止を受け、ホワイトハウスは独自のアプリをX(旧ツイッター)で宣伝し、「リアルタイムの更新情報やライブイベントをスマートフォンに直接配信」すると約束。その際、皮肉にも「ノイズはない」と豪語していた。

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翻訳・編集=荻原藤緒

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