2年前、私はForbesのこの記事で、クライメート・ウィークに新たな業界が加わったと書いた。エンターテインメントである。
映画やテレビの関係者が、政策立案者、科学者、金融関係者、サステナビリティの専門家という従来のクライメート・ウィークの顔ぶれに並んで、突如として姿を見せるようになった。私はその流れを歓迎した。当時も論じたように、想像力、ストーリーテリング、そして人を引きつけるナラティブの力は、政策や科学と並ぶべきものだと考えていたからだ。
そして今年、さらに大きな変化が起きている。
クライメート・ウィークNYC 2026では、ナラティブの変革が、それ自体で本格的な気候分野の専門領域になりつつある。予想される通り、ジャーナリズムやメディアに関するイベントがある。しかしそれだけではない。ホラー映画、リアリティ番組、小説、企業コミュニケーション、自然、コメディ、政治メッセージ、マーケティング、音楽、ファッション、そして異常気象に対する子どもの感情的反応に特化した集まりも開かれる。
人々にストーリーの語り方を教えるワークショップ、誰がそれを語っているのかを探る研究、どのストーリーが異なるオーディエンスに届くのかをめぐる議論があり、コミュニケーションそのものが気候ソリューションになり得るという認識も広がっている。
私はこれを祝福すると同時に、心の中で「ようやく」とつぶやいている。ストーリーテリングとコミュニケーションは、再生可能エネルギー技術や環境再生型農業のような他の気候ソリューションと並び、対等に扱われるべきだと、私は長く主張してきた。ナラティブは、変革のためのシステム的なツールであり、他のどの手段よりも長い有効性の歴史を持つからである。
ストーリーは、人間のためのプログラミング言語だ。ここを正しく設計できなければ、私たちの残りの努力は無駄に終わるかもしれない。
そしてクライメート・ウィークNYCが、いつものように変革的な形でそれに追いついてきたことを、私は嬉しく思う。
この9月、ニューヨーク各地で起きることのごく一部を見てみよう。
9月20日:物語が始まる
週が正式に始まる前から、次のような催しがある。
クライメート・フィルム・フェスティバルの「地球のためのメディア:グドール、レッドフォード、ターナーの遺産と次なる波」は、映画、ジャーナリズム、自然保護、フィランソロピーを結びつけ、ジェーン・グドール、ロバート・レッドフォード、テッド・ターナーの並外れた影響力を検証する。
同じ日、「クライメート・ウィークNYC 2026のための環境ライティング」は、対照的なスケールでの実験を始める。誰でも、どこにいても、自分の身近な環境を観察する時間を取り、気づいたことについて書くことができる。これは、気候を抽象論ではなく、生活に根ざした経験に意図的に結びつける試みである。
9月21日:ナラティブの変革がサミットに
終日開催される「ナラティブ・チェンジ・サミット」は、クライメート・フィルム・フェスティバルの一環として、映画制作者と起業家、スタジオとクリエイター、ジャーナリストとフィランソロピスト、科学者とコミュニケーションおよびマーケティングのリーダーを結びつける。
このプログラムが魅力的なのは、「気候オーディエンス」と呼べる単一のものが存在するとは前提していない点にある。とりわけ目を引いたセッションがいくつかある。
「台本なしのリアリティ番組で予想外のオーディエンスに届く」は、拡大する保険危機が、従来型の気候メッセージからすでに耳を閉ざした人々に届き得るのかを問う。
「叫びの時代:ホラー、コメディ、そして気候ジャンルの黄金期」は、コメディとホラーの境界がますます曖昧になる関係性を探り、なぜこれらのジャンルが気候の物語を伝えるうえで異例に強力な乗り物となり得るのかを考える。
Covering Climate Nowと共同で行う「ジャーナリズムは有効な気候ソリューションである」は、もっと頻繁に聞かれてほしい主張を提示する。すなわち、力強い報道はそれ自体が解決策となり得る──不正を暴き、社会の理解を深め、機関に説明責任を果たさせることによって、という主張だ。
これら3つのセッションとサミットの全プログラムは、ナラティブ・チェンジ・サミットのイベントページで確認できる。
同じ月曜日には、「人を動かすストーリー」が終日をかけて、ジャーナリズム、ドキュメンタリー、没入型メディア、オーラルヒストリーを、環境正義の運動づくりと結びつける。その出発点はとりわけ重要だ。環境不正義を経験しているコミュニティは、その後に社会の理解、投資、政策を形づくるナラティブからあまりにも頻繁に排除されている。
そしてSolutions Houseでは……
この対話のもう一つの主要な拠点が、Solutions House NYCである。私とFuterraの同僚たちが、シンプルな原則に基づいてこれを立ち上げた。気候ソリューションは、周縁から主流へ移らなければならない、という原則だ。
全面的に開示しておくと、私は関わっており、いくつかのセッションの司会も務める。だが、私の見事なまでの客観性の欠如を差し引いても、そこで行われるストーリーテリングをめぐる対話の幅広さは、このアジェンダがいかに拡大したかを物語っている。
「本当に気候について語っているのは誰か?」は、新たなTalking Climate Collaborativeの始動とともに、米国とカナダにおける気候コミュニケーターをマッピングした初の概況評価を発表する。この評価では、調査対象となったコミュニケーターの97%が、適切な支援があればもっと多くのことができると考えていることが分かった。
「よりよい(あるいはより悪い)世界を構築する」では、Gristのトーリー・スティーブンスが小説家たちとともに、なぜ作家はドラゴンや星間帝国、もう一つの歴史を読者にもっともらしいと思わせることができる一方で、社会は今日の経済とは異なる形で機能する経済を想像することに苦戦しているのかを問いかける。ベストセラー小説家のジョー・ピアッツァも参加し、私もその場にいる。私の気候アドベンチャー小説Godstormの米国刊行を祝うためでもあり、これもまた極端な偏りの開示と受け止めてほしい。
9月22日:ストーリーから戦略へ
The YEARS Projectの「気候ストーリーテリング:マスタークラス」は、技法そのものに踏み込み、経験豊富なストーリーテラーを招いて、ナラティブが人々に単に情報を伝えるだけでなく、どう動かすことができるのかを教える。
「私たちの地球の味:食の記憶ストーリーブース」は、食、文化、祖先を結びつけるレシピや食材について、短い個人的な物語を録音するよう人々を招き、気候変動によって形を変えつつある伝統の生きたアーカイブを構築する。
火曜日のSolutions Houseは、ストーリーテリングに全面的に力を注ぐ。
「大きな嵐、大きな感情」は、エンターテイナー、ストーリーテラー、教育者が、ますます経験するようになっている異常気象を幼い子どもたちがどう受け止めるのを助けるかを掘り下げる。エルモの対面訪問もある。
「専門用語デトックス」は、私たちの運動に根づく最も古い悪癖の一つに光を当てる。気候の世界の外にいる人が自発的に使うことなどほとんどない言葉で話してしまうことだ。クライメート・ウィークのカレンダーは、このセッションを「気候についてどう話さないか」に関するものだと、実に見事に説明している。
そして、職場での閲覧には適さない締めくくりとして、Yellow Dot Studiosによる「セックスで……気候を売り込めるか?」は、コメディ、ショックの強さ、セックスアピールが、慎重に言葉を選んだ組織発のコミュニケーションでは決して届かないオーディエンスに届き得るのかを検証する。
9月23日:ビジネスとジャーナリズムが加わる
Antenna Houseでは、「気候ストーリーテリングの現状」がジャーナリストを集め、一部の企業や政治の言葉から「ネットゼロ」が消え、クリーンテクノロジーの経済性が物語の中心にますます近づいている時期に、気候ジャーナリズムがどう変化しているのかを検証する。
夜には、Gristがソリューション・ジャーナリズムの10年を祝う「気候の物語を書き換える:ソリューションの10年」を開催する。このイベントは、実際に産業を作り変え、政策に影響を与え、コミュニティを変えてきた人々を集める。
9月24日:創造性が集合的な力になる
私が特に楽しみにしているのが、Pier 57で開かれる「クリエイティブ・クライメート・フォーラム」だ。文化、創造性、正義、公共の想像力に丸1日を充てる。
有害なナラティブを解体すること、行動の触媒としての文化、人々と自然を再び結びつけること、偽情報の時代における気候ストーリーテリングについてのセッションがある。
また、「勝てる気候コミュニケーション」はこう問う。異常気象とエネルギーコストの悪化を人々が経験しているにもかかわらず、政治家、メディア組織、機関が気候について語ることをますます減らしているとすれば、いま、持続的な社会的支持を築くにはどのようなコミュニケーション戦略が有効なのか。
9月25日:人々にカメラを手渡す
「捉えられた気候:炉辺とストーリーブース」は、参加者自身をストーリーテラーに変える。
このバーチャルセッションは、若者のリーダー、外交官、政策立案者、ストーリーテラーを集めたうえで、参加者を短時間のストーリーブースに送り込み、フレーミングと構成に関するコーチングを受けながら、自分自身の2分間の気候ストーリーを録音してもらう。
この物語の教訓
これは決定版のリストではない。私が知っているイベント、登壇するイベント、楽しみにしているイベントも抜けている。いまナラティブの変革に取り組んでいるテーマ、形式、コミュニティの並外れた多様性を示すために、あえてごく少数の例を選んだ。
これらを総合すると、気候ストーリーテリングが認知向上を超えて進みつつあることが分かる。
2年前、私はエンターテインメント業界がクライメート・ウィークに加わったと書いた。今年、クライメート・ウィークはストーリーの力を発見したのである。



