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キャリア・教育

2026.10.12 09:15

「自分で決めなきゃ」を手放す、迷いをなくす一人で決めない技術

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答えをもらうためではなく、「外に出す」ために話す

一人で決めなくていい理由は、もうひとつある。

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むしろ、こっちのほうが本質かもしれない。

そもそも、自分のことは、自分がいちばんわかっているとは限らない、ということだ。

自分の譲れないもの。

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それは、自分の頭の中をいくら覗いても、はっきり見えてこないこともある。

でも、不思議なことに、他人と話していると、ふっと見えることがある。

「あなたって、いつも人の相談に乗ってるよね」

誰かの何気ないひと言で、「あ、自分ってそうなんだ」と気づく。

自分では当たり前すぎて見えなかったものが、他人という鏡に映って、初めて見える。

一人で考え込んだ末ではなく、人に話し、「それいいね」と言われるうちに、輪郭がはっきりしてくる。

だから、迷ったら、人に話してみてほしい。

答えをもらうためではない。話すことで、自分の声が、自分に聞こえてくるからだ。

悩みも、同じだ。

頭の中に一人で閉じ込めておくと、悩みは本来の大きさよりふくらんでいく。

でも、口に出して、同じような誰かに「わかる、私もそうだった」と分け合った瞬間に、適切な大きさに戻る。

だから、外に出す。それだけで、ずいぶん楽になる。

決断も、悩みも、自分一人の中に閉じ込めない。

それが、自分だけで「決めない」という、ちょうどいい不自由だ。

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文=山崎 茜/博報堂 若者研究所研究員、ボヴェ啓吾/博報堂 若者研究所代表

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