UNDER 30

2026.09.24 10:45

進化を続けるグローバルアイコン。世界のメタルシーンを背負う覚悟(BABYMETAL):30 UNDER 30

BABYMETAL│メタルダンス・ユニット

メタルのその先へ

こうしてBABYMETALらしさを確立してグローバルに浸透させていった彼女たちだが、スタイルが市民権を得たことで新たな課題も浮上していく。

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「カワイイ×メタルでスタートした時は、私たちはまだ幼かった。でも大人になるに連れて、変わらない部分と変わっていく部分があった。様々な変化とチャレンジがありましたが、その経験のおかげでBABYMETALはより一層強くなれた」(SU-METAL)

暗中模索で心が折れそうになることもあった。初期メンバーの一人、MOA-METALは「10周年までは走り切ろうと思っていたからやれた」という。

雲を抜けたのは、SU-METAL、MOAMETAL、そしてMOMOMETALの3人で、新生BABYMETALとなった23年。海外アーティストとのコラボが増えて、音楽性の幅も広がった。その成果が先述のアルバム『METAL FORTH』である。「メタルのその先へ」というアルバム名には、どのような思いが込められているのか。

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「結成当初、批判がある中でもロブ・ハルフォード (メタル界のレジェンド) さんをはじめさまざまなアーティストが私たちを引き上げてくれました。今度は私たちが次世代を引き上げてメタル界をもっと面白くしていきたい。その思いでつくったアルバムです」(SU-METAL)

BABYMETALは今年16周年。「BABYMETALに憧れて楽器をはじめた」と若いバンドから声をかけられたり、昔からのファンが自分の子どもをライブに連れてくる機会も増えた。年齢はUNDER 30世代ながら、キャリアはもはや中堅。そうしたポジションを自覚しているのか、彼女たちの言葉からは世界のメタルシーンを背負う覚悟がにじむ。

26年下半期には、北米・中南米の25都市を回るツアーが始まる。今後の目標を尋ねると、3人はこう教えてくれた。

「ライブはお客さんと私たちのエネルギーで化学反応が起きる。限界を超えた熱量がピークに達したときに見える景色は、サウナでととのっているときみたい。この景色を見続けたい」(SU-METAL)

「今年も健康第一で頑張ります。私はいつか教科書に載りたい。音楽でも国語でもいい!」(MOAMETAL)

「ライブをしていると、お客さんの中で何か変わったと感じる瞬間があります。一日一日駆け抜けていく中で、そこに意識を向けられるように私も成長したい」(MOMOMETAL)

回答は三者三様で個性が出ていたが、共通する目標もある。

「メタルフェスのヘッドライナーが3人の夢です。こんなのメタルじゃないと言われてきた私たちがトリをやれたら、メチャクチャ面白いじゃないですか」(SUMETAL)

BABYMETALはデビュー以来、既成概念にとらわれることなく、ひたすらトライを続けてきた。そのマインドを持ち続けるかぎり、夢が叶う日はそう遠くないはずだ。


BABYMETAL◎SU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALのUNDER 30世代からなるグローバルで活躍するメタルダンス・ユニット。結成15周年を迎えた2025年、最新作『METAL FORTH』がビルボード全米アルバムチャートで日本人グループとして初のTOP10入りを果たす。2026年8月5日には『METAL FORTH (DELUXE JAPAN EDITION)』をリリースし、同月からグループ史上最大規模となる北米ツアーに加え、中南米ツアーを開催する。

文=村上敬

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