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2026.09.24 15:15

なぜ兆円企業のリーダーは週末に仕事をしないのか? 思考をクリアにする「自己基盤」の整え方

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クライアント:思ったより多くて、驚きました。娘の誕生日プレゼントをまだ買っていないこと。読みかけの本。半年前に頼まれたまま返事をしていない紹介の件。それと……役員のひとりに伝えたい懸念があるのに、タイミングを逃し続けていること。色々あります。

鈴木:そのなかで、今日中に完了できそうなものは、どれですか。

クライアント:プレゼントと紹介の件への返信は、今すぐできますね。

鈴木:役員に伝えたい懸念はいかがでしょうか。

クライアント:今すぐには無理です。ですが、「いつ話すか」決めるだけでも、占領されている感覚からは抜けられる気がします。

鈴木:未完了を完了にするコツは、完璧に片付けることではありません。比較的取り組みやすいものから始めることです。小さな完了の積み重ねが、実は一番効きます。

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経営者の「余白」が、組織の真価を引き出す

数週間後のセッションで、その方は「未完了を処理すると、思った以上にエネルギーが湧いてくる感覚がある。頭に余白が増えたことで、目の前の議論に集中できるようになった」と、手応えを教えてくれました。

これはごく短い期間での個人の感覚の変化にすぎませんが、そのインパクトは決して彼だけに留まらないでしょう。

私たちは、他者との関わりのなかで、互いにエネルギーを伝達し合っています。例えば経営チームのメンバー全員の心身が良好な状態であれば、チームは大きな推進力をもちます。逆に、ひとりでも余裕のない人がいれば、チームは静かにその勢いを失っていきます。

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個人のエネルギーはチームに波及し、チームのエネルギーもまた個人に跳ね返ってくる━━だからこそまずチームの要である経営者自身のファウンデーションが整っていなければなりません。自身のエネルギー漏れを防ぎ、心に余白があって初めて、経営者はメンバーのエネルギー状態にも、本当の意味で目を向けられるようになるのです。

余談ですが、私自身も経営者として、朝の数分を「未完了チェック」にあてる習慣を続けています。未返信のメール、机の上の書類、言いそびれたひと言──。

あなたの頭のなかを、今、占領し続けているものはないでしょうか。まずはひとつ、書き出すことから始めてみませんか。

>>過去記事はこちらから

文=鈴木義幸

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