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2026.09.22 15:00

音声指示でアートを生成、空間に馴染むデジタルアートキャンバス

Shutterstock.com

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サムスンは2017年、額縁に入れたアート作品に姿を変えるスマートテレビ、「The Frame(ザ・フレーム)」を発売した。電源をオフにするとディスプレイが「アートモード」に切り替わり、高解像度の写真や名画が映し出されるというものだ。

ルーヴル美術館やテート・モダンなど、世界中の美術館やギャラリーが所蔵する作品の中からサムスンが厳選した数千の作品を、同社のサブスクリプションサービス「アートストア」のユーザーに提供。ユーザーは好みの作品を選んでダウンロードし、自宅で鑑賞することができる。

だが、その「The Frame」は必ずしも安価な選択肢ではない上に、電源コンセントやインターネットの接続環境を整えなければ利用することができなかった。

そこで、サムスンが新たに採用したのが、米Fraimicが開発した「Smart Canvas(スマートキャンバス)」だ。従来は不可欠だったWi-Fi接続と画面を駆動するための電源(電力供給)を必要とすることなく、AIが生成した画像を表示することができる画期的な製品だ。

パッシブ型(バッテリー不要)の「E Ink(電子ペーパー)」技術を採用したことによってコードレス化を実現したスマートキャンバスは、音声による指示でAIアートを生成することもできる。アートを表示するためのキャンバス型ディスプレイとしては初めて、長寿命のバッテリーとコードレス化を実現した。

モダンなリビングに合わせたデザイン

シカゴを拠点とするFraimicは、現代的な暮らしのための独創的、かつ柔軟なツールの開発を目指すアーティストとエンジニア、デザイナーで構成されるチーム。アンソニー・マターナが創設した同社は、自宅やオフィスにアートを取り入れることを可能にするための持続可能性と多用途性、カスタマイズの可能性を追求してきた。

「スマートキャンバス」は、一般的なギャラリー用のフレームのサイズで、アプリやサブスクリプション、クラウドサービスへのアクセスを必要とせず、スマホなどのモバイル端末だけで、アートをアップロードすることができる。画像データのための電源コードも、データコードも不要だ。

また、住宅や商業施設に設置し、長期的に使用することに適した仕様となっており、ディスプレイが充電式バッテリーから電力を使用するのは、表示する作品を切り替えるときのみ。フレームとアート作品の間にあたる「マット」と呼ばれる部分をタップすると起動し、次に表示したい作品のイメージを入力できるようになる。

また、AIを利用するこのシステムは、プレイリストやあらかじめ設定されているループ再生などを表示することもなく、「Spectra 6 E Ink」を用いたフルカラーの画像を新たに生成することができる。

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編集=木内涼子

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