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2026.10.10 17:00

テスラ中古車価格が異常高騰、事故車ですら170万円で売れる理由 米国

フロント部分が大破したテスラ モデル3(Trygve - stock.adobe.com)

その一方で、近年の新車販売台数が急増したこともあって、テスラの事故車は今、自動車解体業者の保管所に溢れ返っている。同オークション会社によると、2019年には報告されている事故車在庫目録の0.31%を占めるに過ぎなかったテスラの事故車は、2026年上半期には2.34%に急増したという。

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事故で大破したテスラ車の値段が高騰している要因は、修理工場や再生業者からのEV部品に対する需要が世界的に増しているためだ。最も需要が高い部品は、バッテリーモジュール、電気駆動システム、各種ハイテク電子部品であり、車両の修理等でこれらを新品に交換すると、驚くほど高額な費用が必要になる。

報告によると、損傷または消耗したテスラのバッテリーパックを新品に交換する費用は、モデルや作業場所によって異なるものの、1万2000ドルから2万5000ドル(約190万〜400万円)の間になるという。独立系(メーカーの直営や公式認定ではない)修理業者では、廃車となったテスラの車両から回収した再生品のバッテリーパックを使用することで、その費用を約6000〜1万5000ドル(約95万〜240万円)に抑えることが可能だと報じられている。修理業者が(バッテリーパックの中の)問題が生じたバッテリーセルやモジュールのみを交換できれば、費用は1500~6000ドル(約24〜95万円)程度まで下げられる。

また、それが良いか悪いかは別にして、大破したテスラ車の中には、適切な技術をもってすれば完全に修復できるものもあり、そうして修復された車両には「サルベージ・タイトル(全損認定)」の表示が所有権証明書に付記されるものの、再び消費者に販売される場合がある。サルベージ・タイトルは、その車両が事故や災害で深刻な損傷を受け、保険会社から「全損」と認定されたことを示すものだ。

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サルベージ・タイトルが付くと、州の法律によっては車両登録や保険加入の可否に影響が出る場合があるので、賢明な中古車購入者は、購入前に必ず「Carfax」や信用調査会社エクスペリアン社の「AutoCheck」などの車両履歴調査機関から車両履歴報告書を入手するべきだ。

(forbes.com 原文)

翻訳=日下部博一

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