債券利回りの急上昇により、ビットコインや暗号資産のトレーダーは、FRBの次の動きよりも米国債をより注視するようになっている。
「市場にとっての中心的な問いは、もはや単にFRBが利上げするのか利下げするのかではない」と、暗号資産取引プラットフォームBitunixのアナリストらはメールで配信したメモで述べた。
「むしろ投資家の関心は、長期国債利回りが上昇を続けるのか、米国とイランの緊張が持続的なエネルギーショックへと発展するのか、インフレリスクが再燃するのか、そして世界的なリスクプレミアムがさらに拡大するのかに、ますます向かっている。ホルムズ海峡の混乱でエネルギー価格が上昇する一方、30年国債利回りが高止まりすれば、株式、暗号資産、その他の高バリュエーション資産は圧力を受ける可能性がある」
トレーダーらは、今後数カ月でビットコイン価格がさらに大きく下落する事態に備える姿勢を強めている。
「今後数カ月で米中間選挙に向かうなか、ビットコインがもう一段、厳しい下げに見舞われても驚かない。5万ドル台半ばまで下落しても、私はまったく驚かない」と、暗号資産税務ソフト企業Koinlyのロビン・シン最高経営責任者(CEO)はメールで述べた。
「実際、歴史が参考になるなら、市場は最後にもう一度振り落としを必要としているのかもしれない。最後まで残った強気派に降参を納得させるような売りがあって初めて、このサイクルがついに底を打ったと自信を持って言えるようになるのだろう」


