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AIST:産業技術総合研究所

未来を はじめよう

多様な研究領域をもつ総合力を活かし、社会課題の解決に取り組む産総研。共同研究や受託研究、技術コンサルティングなど、企業ともさまざまな連携活動を行う。
産総研が重点的に取り組む3領域の展望について取材した。産総研がつくる未来とは?

1

量子コンピュータのビジネスエコシステム創出を目指す産総研

2023年末以降、世界各国で量子コンピュータの産業応用に向けた動きが本格化している。
日本国内においても、量子ビジネスエコシステムの創出は国家戦略に位置づけられる重要アジェンダだ。
その旗を振る国立研究開発法人産業技術総合研究所 量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)の副センター長・堀部雅弘に同センターが果たす役割について聞いた。

2

ウェルビーイングを仕組み化し社会的価値を創出する産総研の挑戦

個人の健康や幸福から働き方や生産性向上、組織のあり方に至るまで、ウェルビーイングの概念が重視されている昨今。
2024年11月には、日本が主導する形で、ウェルビーイングを促進するためのガイドラインが国際標準化規格として発行された。
この取り組みとその狙いについて、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)情報・人間工学領域 副領域長の佐藤洋に話を聞いた。

3

バイオものづくり拠点で国内産業の国際競争力向上を強力にサポート

世界各国がバイオエコノミー実現を目指す国家戦略を推進するなか、我が国においても2025年3月に国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)つくばセンターにバイオものづくり拠点が新設される。
産総研 生命工学領域長 田村具博、生物プロセス研究部門長 油谷幸代、同部門 総括研究主幹 酒瀬川信一の3名が、国家戦略としてバイオものづくりが重視される理由を解説する。