日本のスタートアップのビジョンが、インド人起業家の心を動かした！
「I'mbesideyou」は、インド工科大学のトップ・エンジニアが半数以上を占めるグローバルカンパニーで、過去には、SXSW（サウス・バイ・サウス・ウエスト）ファイナリスト、SDGs Innovation Hubグローバルコンテスト世界優勝、Unicorn Battle Japan優勝／Unicorn Battle Asia2位、SHRM Better Workplace Challenge Cupにてインド子会社がインド予選優勝（インドTOP2社中1社）、Entrepreneurship World Cup2021 TOP100選出／同2022 TOP40選出、Slingshot CTNN TOP20、TECH CRUNCH JAPAN“CTO of the year”に選出、City Tech Tokyoセミファイナリスト選出など、世界中のコンペティションで多くの評価を獲得している。直近では、G20DIAサミットの日本代表にも選出された。役員に就任したShubham Guptaは、インドのトップ校であるインド工科大学カンプール校を卒業後、ヘルスケアのスタートアップのCOO兼共同経営者として、権威ある賞を数々と受賞した実力者でもある。
──スタートアップで10年近いマネジメントのご経験をお持ちで、エンジェル投資家として資金調達にも成功され、権威ある賞を受賞された実績を持つ氏が、敢えて日本のスタートアップを選んだ思いをお聞かせ下さい。
Shubham Gupta：母国インドでは、業界に貢献してきたとの評価をいただいておりますが、私は、I'mbesideyouのビジョンに心から共感したので、この素晴らしいチームに参加させていただく決断をしました。これから始まるビジネスに、とてもわくわくしています！日本法人の神谷社長と一緒に、「AIとSaaS」の変革力を活用して、社会に大きなインパクトを与えたい！という思いを強く感じています。
またとない機会を手にした出会いに感謝するのと同時に、才能に満ち溢れた同僚達の協力を仰ぎながら、世界をひとつにする革新的なソリューションをこれから生み出していきたいと思います。
今後の課題は、国境や言葉や文化を超えた関係性の構築
Shubham Gupta氏をCOOとして起用する事で、インドに足場を固めた「I'mbesideyou」だが、国境や言葉の壁を超えて世界中の人達と繋がり、学ぶというビジョンを自ら体現したのが、電撃的な今回の人事とも言える。しかしながら、人材採用についての課題は、どのようなところにあるのだろうか？──若く優秀な人材をインドで揃えた現在、お互いの関係性について、どのように捉えていますか？
神谷：初期のスタートアップでは、会社を急成長させる為に、ありとあらゆる事をやらなくてはなりません。自分の専門分野であってもなくても、です。高度に分業化された大企業では身につかない要素です。
会社全体の動きや、ユーザーからのリアルな声など、活きたビジネス体験を得られるのがスタートアップのメリットで、自分達でビジネスを創り上げていく経験を20代30代でする事は、将来ビジネスパーソンとして生きて行く上で、とても重要だと思います。
ですので、将来性の感じられるスタートアップを見定めて、そこで働く事は、若く優秀で意識の高い方々にとっては、最良の選択肢になるのではないでしょうか。
但し、注意すべき点もあります。それは、スタートアップのほとんどが、倒産したり急成長出来ずに終わってしまい、会社と共に自分も成長する、という機会を結果として得られずに終わってしまう場合も多い、という事です。
