2. ChatGPTに明確なルールを提示する
ChatGPTと会話しているとき、あなたはボットと会話しているのであり、あなたは自分が望む結果を得るためにそのボットをトレーニングしている。
よく訓練されたボットほど、より良い結果を生み出す。子どものしつけと同じだ。子どもの場合、彼らが従うべきガイドラインとしてルールや制限を設ける必要があるが、ChatGPTでも同じことが言える。
たった1つプロンプトを与えただけで良い結果が返ってくると期待してはいけない。ChatGPTにはトレーニングが必要なのであり、そのための良い方法のひとつは、「やってはいけない」ことを教えることだ。
例えば、ChatGPTにコンテンツのアイデアを求めたり、フリーランスの技術コンサルタントとしてのブランドボイスを開発するサポートを求めたりする場合、次のように伝えることができる。
Your mission is to help me create and define my brand voice. You can use words and phrases like X, Y, Z, but you must not include A. B, and C.
あなたの役割は、私のブランドボイスを一緒に作り、定義することです。○○や○○のような言葉や表現は使用してかまいませんが、○○、○○のようなものは使わないでください。
明確なルールを設定しておくことは、プロジェクトごとに異なるChatGPTの「フォルダ」やアカウントを使っている場合に、それぞれに異なる設定を与えることにも役立つ。
3. プロンプトを積み重ねる
もう1つの価値あるハック術は、プロンプトを積み重ね、最終的に非常に詳細なアウトプットや完成品を生み出すことだ。
残念なことに、多くの人がここで間違ってしまう。単に「企業のウェルネスに関するブログを書くのを手伝ってください」というようなプロンプトを入力するだけに留まってしまうのだ。
このような形でプロンプトを書くだけでは、あなたのスキルを成長させることはできない。また、アウトプットも浅いものになり、スキルを収益化することもままならないだろう。
その代わりに、以下のようなことを試してみよう。
1. 本稿の例のような、詳細なプロンプトを書く
2. その際には十分な文脈を提供する
3. 答えが返ってきたら、さらに深堀するための質問をしてみる。
深掘りするための質問として、以下のような例が考えられる。
・なぜ○○を勧めるのですか？
・その理由は何ですか？
・○○を試してみるのはどうでしょうか？
・この戦略が実際に使われている例をいくつか教えてください。
そして、ChatGPTからのアドバイスを基に取り組んだもののスクリーンショットなどを添付して、以下のように再度尋ねてみるのも良いだろう。
・これは、あなたが教えてくれたアドバイスの要件に合致したものでしょうか？
・この方法の長所と短所は何ですか？
・この方法の強みと弱みは何ですか？
