欧州

2025.03.29 09:00

ウクライナ軍機がロ西部ベルゴロド州で橋2本を爆撃 新たな地上侵攻の狙いは

ポーランドのラドム空軍基地上空を飛行するウクライナ空軍のスホーイSu-27AB戦闘機。2017年8月27日、ポーランド中東部ラドム(Dawid Lech / Shutterstock.com)

F-16やミラージュ2000による掩護

フランス製AASM滑空爆弾や、同種の米国製JDAMとGBU-39を搭載できるように改修済みのSu-27は、その任務に適している。とはいえ、ロシア領内の橋を攻撃できるほどロシア側近くを飛行するのは、高速で機動性の高いSu-27であっても危険だ。

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幸いにも、Su-27のパイロットは支援を当てにできる。Su-27はレーダー・ジャマー(電波妨害装置)のような自己防御システムを装備していないが、現在は欧州諸国から供与されたF-16戦闘機やミラージュ2000戦闘機を同伴して飛行できるようになっている。F-16やミラージュ2000は高性能なジャマーを装備しており、Su-27を含む僚機に電子防護を広げることができる。

ウクライナ空軍のF-16パイロットのひとりは最近の公式インタビューで、MiG-29戦闘機やSu-27などの「戦闘仲間を掩護するための飛行任務を遂行しています」と語っている。

異なる種類の航空機が支援し合う複雑な攻撃作戦はうまくいっているようだ。ウクライナ空軍がベルゴロド州の橋に対する空爆作戦に着手して数日ないし1週間以上たつが、これまで航空機の損害は出ていない。

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ウクライナ空軍のSu-27戦力にとって、これは幸運なことだ。ロシアによる全面戦争が始まった2022年2月時点で、ウクライナ空軍は飛行可能なSu-27をせいぜい57機しか保有していなかった。それから3年1カ月あまりにおよぶ戦いの間に、うち少なくとも16機を失っている。これには昨年夏、ロシアとの国境から150kmかそこらのミルホロド空軍基地に駐機中、ロシア軍のミサイル攻撃を受けてまとめて撃破された6機が含まれる。

ウクライナはSu-27を製造しておらず、支援諸国にもこの機種の余剰はない。ウクライナ軍が橋の爆撃に投入しているSu-27はどれも、失えばもはや同じ機種では代えがきかないということだ。

(forbes.com 原文)

翻訳・編集=江戸伸禎

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