日本をリードするビジネスパーソンが集結
2024年12月3日、ホリデーシーズンを間近にしてイルミネーションがきらめく丸の内。ここ「パレスホテル東京」のボールルームは、タキシードやイブニングドレスで華やかに装ったビジネスパーソンたちの熱気に包まれていた。この日、この場に、これまでの『Forbes JAPAN』の誌面を飾ったさまざまなジャンル、年代の日本を代表するCEO、および新しいリーダーが集結。これからの日本経済を牽引する起業家を応援するというコンセプトのもとに、日本をリードするビジネスパーソンTOP20が選出される「Forbes JAPAN Special Gala Dinner 2024」が開催されていたからだ。これからの日本のビジネスシーンを牽引する——そんな気概にあふれた彼らはこの日、「ローラン・ペリエ グラン シエクル」で祝杯をあげた。「ローラン・ペリエ」とは、1812年創業のシャンパーニュ・メゾン。英国王チャールズ3世がプリンス時代から愛飲し、国王になってから英国王室御用達認証をいち早く授与されたことでも知られている。
なかでも「ローラン・ペリエ グラン シエクル」は、「パーフェクトヴィンテージの創造」をコンセプトに掲げるフラッグシップのシャンパーニュだ。「プレステージ・シャンパーニュは単一のヴィンテージであるべき」という考えが、慣習、定説となっていた1950年初め、前当主ベルナール ドゥ ノナンクールが究極のシャンパーニュを追求してたどり着いたのが、複数のヴィンテージをブレンドするという、匠の発想とこだわり。白ブドウと黒ブドウ、また複数のクリュ(畑)をブレンドするのみならず、複数のヴィンテージのワインをアッサンブラージュすることで得られるバランスとハーモニーこそがシャンパーニュの根源的思想であり、また醍醐味であると考えたのだ。
このイノベーションにより「ローラン・ペリエ」はシャンパーニュ地方のなかで100位前後の小さなメゾンであったところから、世界第4位の生産量を誇るメゾンにまで成長した。成功してからもベルナール ドゥ ノナンクールは晩年までブドウ畑で過ごすことを好み、ブドウ栽培から醸造まで自ら心を砕いていたというが、企業規模が大きくなっても匠のこだわりを大切にする姿勢は今も変わらず、家族経営を貫いている点にも表れている。
伝統と革新のはざまで磨き上げられる、匠のこだわり
「Forbes JAPAN」では2022年より「ローラン・ペリエ賞」を設け、卓越したビジネスパーソンを表彰しているが、今年の「ローラン・ペリエ賞」では、この「ローラン・ペリエ グラン シエクル」の匠のこだわりにちなみ、確かな技術に裏打ちされながら、伝統産業を未来へつなげていこうというイノベーターを選出。天皇家や貴族、寺社仏閣などのために色彩豊かな緻密な文様を織で表現する西陣織の織屋として、元禄元年(1688年)に京都で創業。330年余の歴史と伝統技術を継承しながらも、新しい世界を切り拓こうと挑戦を続ける「HOSOO」の細尾真孝へトロフィーが贈呈された。細尾真孝は「HOSOO」第12代当主として2020年に事業を継承。伝統的な西陣織の世界にありながら、従来32センチの幅で織られていた反物を150センチの世界的な織物の標準幅で織ることを成功させ、帯や着物など和装の世界に限られていた用途をインテリアやファッションの世界へと大きく展開させた。この「HOSOO」の織物はディオール、シャネル、エルメス、カルティエの店舗やザ・リッツ・カールトンなどの5つ星ホテルに採用されるなど、唯一無二のアートテキスタイルとして、世界のトップメゾンから高い支持を受け、西陣織と日本の伝統工芸に新たな光明をもたらすきっかけとなっている。
細尾真孝は授賞に際し、次のように語った。
「西陣織はかつて錦織と呼ばれていました。錦とは錦の御旗、故郷に錦を飾るという言葉からもわかるように、上質で美しいものの象徴でもあります。ハレの場で用いられることの多い西陣織の世界で育った私が、やはりこのように華やかなシーンで飲まれている『ローラン・ペリエ』とご縁をいただいたことに、不思議な巡りあわせを感じています。このたび、栄えある賞を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
西陣織の歴史は1200年に及び、その長い年月の中で幾度も革新が行われてきました。たとえば明治時代、国の体制が大きく変わる中で、西陣の職人3名をフランス・リヨンに派遣し、当時発明されたジャカード織機を導入するという大きな挑戦を成し遂げました。この革新により、それまで天皇や貴族、将軍、寺社といった限られた顧客向けのオーダーメイド織物が、高級帯として広く一般に普及するきっかけを作り、時代を超えて西陣織の価値をつないできたのです。
私は12代目としてこの伝統を守る役割を担っています。しかし、それは単に過去を踏襲することではありません。むしろ、クリエイティビティを持ち、より広い世界を目指して挑戦し続けることこそが、伝統を未来へとつなぐ本質であると考えています。その意味でも、『ローラン・ペリエ』の前当主であるノナンクール氏がヴィンテージにとらわれない傑作『ローラン・ペリエ グラン シエクル』を生み出すなど、さまざまな革新を興して現在のポジションを築いたことに、同じクリエイター、そして経営者としても共感を覚えます」
今回アワードを授与したサントリー常務執行役員ワイン本部長の吉雄敬子は「まことにおめでとうございます」と祝意を表しながら、「『ローラン・ペリエ』は大きな成功を収めているシャンパーニュ・メゾンでありますが、いまも家族経営を貫いています。そのクリエイションの源となっているのはクラフトマンシップという伝統と、常に挑戦し続けるという革新のスピリッツ。現状に満足することなく、イノベーションをおこし続けるメゾン『ローラン・ペリエ』として、細尾さんの西陣織を世界へ向かって羽ばたかせるご活躍をますます楽しみにしております」とエールを贈った。
偉業を成し遂げた人々の傍らに「ローラン・ペリエ グラン シエクル」
今年の「Forbes JAPAN Special Gala Dinner 2024」では、会場内に「ローラン・ペリエ」のスタイリッシュなブースを特設。「フレッシュさ」「エレガントさ」「バランスの良さ」をあわせもつ「ローラン・ペリエ グラン シエクル」を始め、ベルナール ドゥ ノナンクールのもうひとつの匠のこだわりともいえる「ローラン・ペリエ ロゼ」も提供された。ロゼのためだけに栽培される選りすぐりのピノ・ノワールを使い、果実のアロマ、サーモンピンクの美しい色合いが抽出できるまで、最大72時間のマセラシオンを施すロゼはフレッシュかつ快活で、凝縮した果実を感じられる豊かな味わいだ。「『ローラン・ペリエ ロゼ』は一度味わってみたいと思っていたシャンパーニュだから感激」「この美しい色が今日の華やかな雰囲気とマッチしますね」などとコメントが寄せられ、大きな反響を呼んでいた。
シャンパーニュのグラスを手に語り合う日本の若きリーダーたちの顔はどれも晴れ晴れとし、来る2025年への希望と野心が瞳に宿るようであった。革新的な思考で成功を収めた人のパートナーとしてふさわしいプレステージ・シャンパーニュ「ローラン・ペリエ グラン シエクル」は、これからも日本の若きリーダーたちを鼓舞し、その傍らに在り続ける。
ローラン・ペリエ
公式Instagram
https://www.instagram.com/champagnelaurentperrier/
公式サイト
https://www.suntory.co.jp/wine/special/laurent_perrier/
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