Forbes BrandVoice!! とは BrandVoiceは、企業や団体のコンテンツマーケティングを行うForbes JAPANの企画広告です。

2023.08.10 16:00

テクノロジーを通じてビジネスパーソンを支えるデル・テクノロジーズが、グローバルでD&Iに取り組む理由とは

世界中のビジネスの支援に携わってきたDell Technologiesのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるロサンドラ・シルベイラと、Forbes JAPAN Web編集長の谷本有香が対話した。話はDell TechnologiesがD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)に取り組む背景や、グローバルで成長するためのIT選択の重要性へと広がっていった。

Dell Technologiesのブラジル進出時の初期メンバーに

谷本有香(以下、谷本)ロサンドラさんは、1999年11月からDell Technologies(以下、デル)に参画されましたが、現在までのキャリアパスと、抱いてきた思いについてお聞かせください。

ロサンドラ・シルベイラ(以下、ロサンドラ)私はブラジル出身で、幼いころよりテクノロジーが大好きでした。デルがブラジルでもビジネスを開始するというアナウンスがあった時、変革を起こす業界でのパイアニアになれる特別な機会に映り、私はまさに最初の従業員のうちの一人になったのです。

キャリアのスタートはオペレーションとサプライチェーンで、工場生産の計画と管理に携わりました。しかし、その後に従事したマーケティングが私の天職でした。営業分野がより身近になり、私のアントレプレナーシップに火をつけました。カスタマーケアとセールス・オペレーションの組織を率いた後、2011年には初めてゼネラル・マネージャーの職務に就き、ブラジルのコンシューマー、スモールビジネス・セグメントを統括しました。

今振り返ると、人生をかけるほどのテクノロジーへの情熱と、それが世界を変える可能性に導かれ、私は24年前、デルに入社したのだと思います。それ以来、私の旅路は数え切れないほどのチャレンジ(Day One)で満ちています。

デルは現在、ブラジルで最も求められるブランドのひとつです。その道のりに貢献できたことを誇りに思いますし、自分自身も大きく成長できたことに喜びを感じています。
ロサンドラ・シルベイラ Dell Technologies グローバル コンシューマー リテール&アウトレット ビジネス担当 シニアバイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャー

ロサンドラ・シルベイラ
Dell Technologies グローバル コンシューマー リテール&アウトレット ビジネス担当 シニアバイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャー


谷本 2017年にはより大きな役割を果たすために、デルの本社へと移ったのですね。

ロサンドラ そうです。本社のある米国テキサス州オースティンに、夫と2人の子どもたちと共に移り住みました。今度は新たに北米で、自社ECサイトであるDell.comのセールスをリードするプロジェクトに従事し、事業の大幅な成長と変革を進めました。

数年の後に統括する領域は広がり、ブラジルから北米、それにグローバルへと展開していきました。現在では、デル・グローバル・リテール&アウトレットのリーダーとして、さまざまな国で数十億ドル規模の事業を指揮しています。

世界の市場や異文化について学び、成功のための戦略を構築しなければならない中で、私が経験から学んだのは、自分自身の能力を磨くだけでなく、周囲のチームメンバーのインスピレーションや能力を受け入れ、力を与えることも重要だということでした。こうした関係性に基づくチーム作りは、とてつもないパワーを生み出すと学んだのです。個人が共通の目的を持って集まり、チームとして働くことで、市場に大きな影響を与えられる。このインスピレーションを得る素晴らしい経験です。

谷本 ロサンドラさんのキャリアパスは、さながら開拓者のようです。強い意志とアントレプレナーシップにあふれていて。新たな企業の第一歩に真っ先にジョインしようとしたのも、その証しでしょう。仕事面だけでなく、人生すべてを開拓しているような、そんな印象を受けました。

ところで、ロサンドラさんは、シニアレベルのエグゼクティブが集まる招待制のコミュニティ「Forbes Council Business Development(以下、Forbes Council)」の執行メンバーでもいらっしゃいます。ビジネスを進めるにあたってForbes Councilはどのように役立ちましたか。

ロサンドラ Forbes Councilは、知識とリーダーシップの共有を可能にするプラットフォームだと感じています。同じ業界の人々や、さまざまな素晴らしい業績を達成した方々にも会うことができ、パネルディスカッションやミートアップ、記事で、自分のアイデアを表明できることも素晴らしいと思います。会社の枠を超えた社外ネットワークを持つことは、有意義な刺激となりますし、事業目標の達成の助けにもなっていますね。

谷本 ロサンドラさんには強烈なリーダーシップを感じます。その強みをご本人としてどう感じていらっしゃるのでしょうか。

ロサンドラ 私のリーダーシップは、人生におけるギフトだと感じていますし、同時に責任そのものでもあります。強引に進めるものではなく、その核心には、“チームや「私たち」は「私」よりも重要”という考えがあります。

すべては個々人、一人ひとりのパワーが出発点になっていることを忘れてはならないと、思っています。

谷本有香 Forbes JAPAN Web編集長

デル・テクノロジーズは多様性と包括性のために、何に取り組んでいるのか

谷本 ここからはデルが取り組むダイバーシティ&インクルージョンについて、お聞きしていこうと思います。私が驚いたのは、デルの「ムーンショットゴール」の内容です。“グローバルの女性従業員の比率を50%とし、40%を女性リーダーとする”というのは、日本社会の現状から見ると、非常に挑戦的な数値に感じます。

ロサンドラ もちろん私たちにとっても、このゴールは簡単な数値ではありません。しかし困難だからこそ価値があると思うのです。自分たちを鼓舞するための数値でもあり、これまでの常識という境界線を超えるための、数値でもあります。

私が心の底から信じているのは、ダイバーシティ&インクルージョンを推進することで大きな変革を起こせるということです。その考えを取り入れることで、無限の可能性が広がると考えています。

デルのダイバーシティの取り組みの中心は、従業員によるERG(エンプロイー・リソース・グループ)です。女性起業家の支援を目的に実施しているデル女性起業家ネットワーク (DWEN)、ジェンダー平等を推進するWomen In Actionなどのグループが存在します。

DWENは単なるネットワークではなく、ムーブメントです。イノベーションを起こすためにテクノロジーを積極的にイネーブラーとして活用していく試みです。具体的なサポート方法としては、メンタリングやパネルディスカッションなどがあります。メンバーは約9万人。私自身もこの挑戦に大きな時間を割いています。

また、社外でもダイバーシティに関する活動に取り組んでいます。たとえば、私は北米のラテン系女性の地位向上やビジネスでの活躍を後押しする非営利のグループ「L500」の創設者であり、ボードメンバーです。

谷本 Women In Actionについては、日本での活動も顕著だと聞いています。

ロサンドラ そうですね。Women In Actionは現在、世界に90のグループが存在しています。アクティブなメンバーは約2万5,000人。もちろん私もその1人です。

主にリーダーを育てることや、ネットワークの機会の増加、女性に権限を与える活動を行っています。日本でも200名を超えるメンバーが活動しているところです。

谷本 ダイバーシティ&インクルージョンの推進を掲げる企業は少なくありませんが、ここまで具体化して推進している例は珍しいですね。通常はトップダウンでアナウンスしても、なかなか現場には届きません。

やはりロサンドラさんのようなリーダー=ロールモデルが存在することで、イメージしやすいという側面があると思います。そして目の前に、自分もまたロールモデルになり得るための教育を受けるチャンスが用意されているのは、大きいですね。

ロサンドラ さらにもうひとつ、鍵になるのがテクノロジーの進化です。コロナ禍を経て普及したリモートワークは、ダイバーシティに大きな影響を与えました。この技術により、時間や場所に限定されない柔軟な働き方、学び方が可能になったからです。

適切なIT選択が企業の成長を実現する

谷本 中小企業〜スモールビジネスが柔軟な働き方や、ダイバーシティ&インクルージョンの考えを取り入れて成功するために、デルはどのようなことができるのでしょうか?

ロサンドラ デルであれ、スタートアップ/ベンチャーやスモールビジネスであれ、大切なのはテクノロジーを使って、ビジネス・プロセスの効率化・合理化による時間の節約を実現することだと考えます。

デルはそうした方々に対して、「デル・テクノロジーズアドバイザー」という仕組みをもっています。これにより、ビジネスのオーナーの方に、各々のニーズとゴールを踏まえた専門的なアドバイスとIT選択によるオペレーションの効率化を図ることができます。

私もキャリアの最初に手がけたのは、サプライチェーンのプランニングプロセスの自動化でした。私だけでなく、テクノロジーズ アドバイザーとして現場の課題解決を行ってきたメンバーが、リーダーシップチームとして活躍しています。

つまりデルは全社的に、ビジネスの現場の効率化、合理化に挑んできた人々で構成されているのです。だからこそ実際に、スモールビジネスを営む各々の課題にベストな答えを出せるのです。

グローバルでスケールしていくために必要な姿勢と心のあり方

谷本 企業がグローバルにスケールしていくにあたって必要なマインドセットについてもお聞かせください。

ロサンドラ まずはDXを受け入れることから始まるでしょう。ビジネスオペレーションのすべてにテクノロジーをインテグレーションしていくのです。現在で言えばAIやデータ分析などのテクノロジーです。もちろん、常にテクノロジーは刷新されるので、柔軟に学び続けることも大事です。

また市場の動きにアジャイルに対応していくこと。忘れてはいけないのはサイバーセキュリティを意識すること、でしょうか。

谷本 ありがとうございます。今回対話させていただいて、テクノロジーというものが、女性をはじめとして多様な方々のキャリアを救ってくれているのだということがわかりました。

そのなかでデルは、具体的な活動にまで落とし込んで推進していることが印象的でした。日本の中小企業/スモールビジネスを前に進めようという方々の、大きなインスピレーションになるのではないでしょうか。

Rosandra Silveira(ロサンドラ・シルベイラ)◎1999年入社。ブラジル進出時の初期メンバーの1人。現在はグローバル コンシューマー リテール&アウトレット ビジネス担当 シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー。Forbes Council Business Developmentの執行メンバー。

谷本有香(たにもと・ゆか)◎Forbes JAPAN Web編集長。Bloomberg TV、日経CNBCを経て、フリーに。トニー・ブレア元英首相、スターバックス創業者などの独占インタビュー。J-WAVE「JAM THE PLANET」など多数番組出演。



Dell Technologies × Forbes JAPAN
特設サイト「NO TECHNOLOGIES NO SUCCESS 」はこちら






インテル® Core™ i7 プロセッサー

Promoted by デル・テクノロジーズ / text by Ryoichi Shimizu / photographs by Shuji Goto / edited by Akio Takashiro