自分のソーシャルメディアのフィード上で、そのことに言及することに抵抗があった、なぜなら注意を引きたくなかったからだ。
私は、記事のリンクや、イーロン・マスクやその他のテックの著名人についての小言を投稿し、生産性の助言や2022年に書いた習慣化についての本について言及するいつものスケジュールをこなした。
BeReal（ビーリアル）アプリを試した後、私の中で何かが変わった。
このアプリは、本当のあなたについての投稿を促す。想像してみてよう。
試してみると、私は自分がFacebook（フェイスブック）やTwitter（ツイッター）のような大手ソーシャルメディア企業の手先だったことに気づいた。それらの企業は、私たちが人生の最高の瞬間を投稿すること、夕日を背景にした幸せで微笑ましい写真を投稿することを望んでいる。
正直なところ、そのような投稿はソーシャルメディア上でより多くの注意を引くことができる。演出された写真が表示されると、より多くの人が「いいね！」をクリックし、それがアルゴリズムの餌となり、より多くの広告が表示されるようになる。ソーシャルメディア企業が成功しているのは、誰もが人生の最高の瞬間を投稿することに同意しているからだと言えるかもしれない。決して最悪な瞬間は投稿してはいけない。
2022年後半、私たちはようやくこの自己満足のサイクルが、私たちのためというよりもソーシャルメディア企業のために役立っていることに気づいたのか。
私たちは、自分がいかにすばらしいかを投稿しているが、実際には、人生には幸せな瞬間よりももっと多くのことがある。私もこの問題の一端を担っていることを認める。この10年間、私はほとんど苦労話を投稿したことがない。多くの人がそうであるように、いつも「私、私、私」だが、私の苦悩や問題についてはほとんど書いていない。
私たちは、失敗ではなく、達成したことで注目されたい。
これこそが、ソーシャルメディアに破壊的な文化を生み出したとさえいえるかもしれない。トロールはプライドを嗅ぎつけるのが得意だ。自分の自慢話をする人を常に見張っている。「ああ、確かにいい写真だね。でも、あなたは自分が何をいっているのかわかっていないね」
みんながすごいと、誰もすごいとはいえない。そうなるとみんながトロールになる。私の最高の瞬間は、あなたの最高の瞬間より優れている。トロールが勝ってるのは、俺たちみんながトロールになり、一番になることを追求しているからだ。
そんなときは、どうしたらいいのか、私には考えがある。
