API戦略の40％以上は企業のリーダーがIT部門に対抗して推進することになるだろう
APIはデジタルビジネスの相互接続手段だが、最近になるまで、APIに最も依存している企業自身ではなく、IT関連企業によって推進されてきた。幸いなことに、API最大の価値は新しい製品、ビジネスモデル、チャネルを生み出すことにあると企業が認識するにつれて、この状況は変わりつつある。私たちは、2023年にはCIOやITリーダーの代わりに、CEOや取締役会のような企業のビジネスリーダーからAPI戦略のチャンピオンが生まれると予想している。多数派とまではいかないだろうが製造業、小売業、自動車、エネルギーなどの業界のリーダーたちが、テクノロジーではなく、ビジネスニーズに基づいた一貫した API戦略が必要だと認識するようになると予想される。
API標準はメタバース・スタンダード・フォーラムが最善を尽くしても、混乱したままだろう
メタバースは、顧客のデジタルビジネスへの関わり方を変えることを約束している。しかし、それはまだ開発の初期段階であり、互いに容易に対話できない独自の先駆事例に依存している。2022年に結成されたMetaverse Standards Forum（メタバース・スタンダード・フォーラム）は、この状況を改善しようとしている。フォーラム自身が標準を実装することはないが、500以上の正規メンバーと1000以上の参加メンバーから標準を提出してもらい、採用することになる。残念ながら一貫性が欠けており、そして何よりフォーラムにApple（XRデバイスを2023年にリリース予定）が参加していないため、しばらくはUnity（ユニティ）やUnreal（アンリアル）エンジンのような事実上の標準に頼ることが多くなるだろう。
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この記事は、副社長リサーチディレクターのクリス・ガードナーによって書かれ、オリジナルはここに掲載されている。
（forbes.com 原文）
