名古屋大学大学院環境学研究科にて、農業用機械や土壌について学び、卒業後デンソーに入社。エンジニアとして働きながら、名古屋大学の学生だった弟と共に「幼い頃に食べていた畑直送のフレッシュな野菜を、地球でも宇宙でも食べられるようにしたい」という思いから、農業発展を目指す名古屋大学発のベンチャー企業TOWINGを、2020年に設立。
人工土壌創造技術を活用した土壌改良資材や苗や、栽培システムを活用した農家の作物販売をはじめ、それらに付与出来る環境クレジット販売事業を立ち上げるなど、多方面から活動中。また、内閣府の宇宙開発プロジェクトに参画し、宇宙農業を実現する技術開発にも果敢に挑戦している。
壮大な夢に向かって、日々奮闘している西田代表の「推しメシ」は、惣菜とドリンクの2つ。無印良品が運営する「Café＆Meal MUJI」の大豆ミートと厚揚げのバジル炒めと、「喫茶七番」のジンジャエールだ。
「手前味噌になってしまうのですが、2店共、愛知県刈谷市に立ち上げたTOWINGの自社農園で栽培している宙ベジ（ピーマンや生姜）を使って下さっているのです。食べ応えある大豆ミートと野菜のジューシーさは、お墨付き！ ジンジャエールは、飲み終わった後に生姜ならではのキレのあるスッキリした後味で、やみつきになります。何より、ヘルシーなのと、地球に優しいメニューなのが気に入っています！」
農家を営んでいる祖父母の影響を受けて、西田代表は無類の野菜好き。色濃く残る幼少期の食の思い出は、庭でのバーベキューという。出身地は、滋賀県信楽町。「今も帰省した時は、皆で集まってバーベキューをします。お肉や魚も美味しいですが、祖父母が丹精込めて作った芋や、新鮮なトマト。これを焼き芋や冷やしトマトにした美味しさたるや！ シメは、田んぼで採れたお米でおにぎりを握り、宇宙一美味しい（笑）焼おにぎりを食べます！」
ある時、軽井沢のペンションに出掛けた時の事。何気なく朝食に出たサラダに入っていたレタス？。そのシャキシャキ感と瑞々しさに感激したのは、今でも鮮烈な記憶に残っている。そんな数々の野菜の思い出を引っ提げて、野菜に夢を託す西田代表。「私達が暮らしている地球だけでなく、宇宙でも野菜を作って食べられる未来を思い描きながら食べると、きっと楽しくなると思います。SDGsの意識が高まっている現在、皆様の美味しい食事が未来永劫に続きますように！」
名古屋市中村区「Café&Meal MUJI」
愛知県名古屋市中村区名駅1-2-4 名鉄百貨店本店メンズ館6階
TEL:052-588-5861
名古屋市錦「喫茶七番」
愛知県名古屋市中区錦2-7-7 オリマチ錦1-A
TEL:非公開
