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いま、働き方が多様化している。フリーランス人口は増加し、副業を認める企業の数も拡大の一途をたどっている。そうしたなか、新たな働き方を選択する人々を金融面からサポートし、絶大なる安心感をもたらしてくれるのが「フリーナンス」というサービスだ。この日本初のサービスに込められた想いと意義に迫る。


フリーランスが働きやすい社会の実現をサポートする


GMOインターネットグループのGMOクリエイターズネットワークは、2018年に日本初のフリーランス特化型金融支援サービスとして「FREENANCE(フリーナンス) by GMO(以下、フリーナンス)」を始めている。このサービスの先進性とさらなる将来性について、GMOクリエイターズネットワークFintech事業部でフリーナンス事業の責任者を務める執行役員の次松武大と同じくFintech事業部の部長である張持榮に話を聞いた。

「『フリーナンス』は、フリーランス・個人事業主・個人企業法人・副業者のための『お金』と『保険』のサービスです。ひとりで仕事をしながら、自由に生きようとする人々が働きやすい社会の実現を目指しています。フリーランスをはじめ、資金繰りやトラブルに対するリスクヘッジをすべて自分ひとりで行わなければならない人々にとっては、とても頼もしいサービスになっています」(次松)

その頼りになる「フリーナンス」のサービスとは、どういった内容なのだろうか。

「請求書(売掛債権)をすぐに現金化できる『即日払い』が利用できます。通常、発注企業側の支払いサイクルに従い、フリーランスが報酬を受け取るのは早くても1〜2カ月先になります。『即日払い』を利用することで、わずかな手数料のみで請求書を出したその日に報酬を受け取ることができます。また、最大5,000万円の補償が受けられる損害賠償保険『フリーナンスあんしん補償』が無料付帯します。例えばクライアントに不慮の事故やミスで損害を与えてしまった場合、会社員と異なりフリーランスはその補償をすべてひとりで行わなければなりません。フリーナンスに登録していれば、そのまさかの事故の際も最大5,000万円までなら無料で補償されます。さらに2020年8月には、ケガや病気で働けなくなった場合に最長1年間の所得補償が受けられる保険『フリーナンスあんしん補償プラス』もスタートしています」(張)

これは、確かに頼もしい。GMOクリエイターズネットワークは、どのようにしてこのようなサービスを開発するに至ったのだろうか。

「もともとGMOクリエイターズネットワークは、10年以上にわたり、たくさんのフリーランスとともにWEBコンテンツの制作事業を営んできました。この事業を通じて、私たちは数千人単位のクリエイター(ライター・カメラマン・イラストレイター・デザイナー・エンジニアなど)と仕事をしてきました。これだけ多くのクリエイターと仕事をして生の声を聞いた経験があるのは、現在のFintech業界では私だけだと思います」(次松)

実は、開発の裏には独自の熱源があったのだ。

「日々、企業に属さないで働くクリエイターたちと接するなかで、彼ら・彼女らが抱えている悩みや不安、問題についても知ることができました。それらはすべて『フリーナンス』のサービスに結実していくのですが、当時はフリーランスの悩みや不安を解消してくれるサービスは、どこにもありませんでした。ならば、自分たちでつくるしかないと考えたのです」(次松)

世の中にないものは、つくるしかない。いわゆる「必要は発明の母」方式で、フリーナンスは生まれた。かのエジソンも「困るということは、次の新しい世界を発見する扉である」との名言を残しているが、フリーランス個人に「それなら、新たな金融サービスを生み出したら」と提唱するのは酷な話だ。そこで、次松は自ら動き出した。


次松武大 GMOクリエイターズネットワーク 執行役員 Fintech事業部管掌 フリーナンス事業責任者

「まだ誰も手がけたことがない事業だったので、すべてが手探りでした。サービスの立案はもちろん、関連する法律の調査、システムの基本設計とそれに付随するUI / UXの設計、特許申請、サービス名の考案と商標登録、ロゴ作成のためのデザイナーやイラストレイターの選定まで、こんなにクリエイティビティが総合的に求められたことは過去にもありませんでした」(次松)

次松は、新たなものを生み出すことに喜びを見出す人間だ。早稲田大学在学中にビデオアートの制作を始め、同大学大学院の修士課程修学中も、ベルリン国際映画祭をはじめとする海外の映画祭・アートフェスティバルに参加していた。大学院修了時には「小野梓記念賞(芸術)」を受賞し、卒業後も渡仏してパリに居住しながらビデオアーティスト活動を続けた。

「自分としては『これまでの世の中になかった価値観を社会に届ける』という意味では、ビデオアーティストも現在の事業も変わらないと思っています」(次松)

金融畑の出身者が集まって、この事業を始めたわけではなかった。しかも、フリーランスや彼らの働き方に寄り添うサービスは、まだどこにも存在しなかった。未踏の地を開墾し、着実に整備する日々を積み重ねて、2018年10月に「フリーナンス」のサービスは開始されたのだ。

もっとフリーランスが活躍し、多様性に溢れる未来を目指して


「フリーナンス」は「フリーランスがより自由に、もっと安心して働くためのインフラ」となることを目指してサービスを開始したが、これによって安心できるのはフリーランスだけではなかった。


張持榮 GMOクリエイターズネットワーク Fintech事業部 部長

「『フリーナンス』が恩恵をもたらしてくれるのは、フリーランス・個人事業主・個人企業法人・副業者といった会員だけではありません。仕事を発注する企業にとっても大きなメリットを提供しています。登録時には本人確認に加えて反社チェックも行っているため、フリーナンス会員であることは信用の証となるからです。企業はより安心して仕事を発注することができ、フリーランスは活躍の機会を広げることができるのです」(張)

さらには、業務中の不慮の事故に対し、最大5,000万円の補償を行う「フリーナンスあんしん補償」は企業側にも大きな安心を担保する。

「フリーランスの仕事にはトラブルが起きることも想定されます。『フリーナンスあんしん補償』が付帯するフリーナンス会員であれば、企業側も安心して大きな仕事を発注できます」(張)

企業から受注した仕事が終了した後、フリーランスに報酬が支払われるのは翌月や翌々月といった先になるのが通例だ。編集事業を統括し、数多くのフリーランスと仕事をしていた当時の次松には、「支払いを早くしてもらえないか」との相談が寄せられることも多かった。

「これは、フリーランスと仕事をしている企業はどこも同じだと思います。『フリーナンス』をリリースしてからは、企業側からの提携の話も多くありました。『うちで働いているフリーランスに早く支払いをしてあげたいから、フリーナンスの即日払いを使えるようにしてくれないか』というものです。やはり、『フリーナンス』はフリーランスと企業の双方が求めていたサービスだと確信しましたね。20年11月からは、日本最大級のクラウドソーシングサービスを展開し、企業とフリーランスのマッチングを手がけているランサーズと提携しています。いま、『フリーナンス』のベネフィットは多くの人に届くようになってきましたが、まだまだこれからが本当の勝負だと思っています」(次松)

これまで、「フリーナンス」の会員数は、急角度の上昇直線を描いてきた。やはり、時代が「フリーナンス」を求めていたということだ。ランサーズが発表した「フリーランス実態調査2021-2022年版」によると、最新のフリーランス人口は1,577万人、経済規模は23.8兆円とされている。いま、プログラミングやWEBデザインといったデジタルスキルの「リスキリング(学び直し)」が時代のキーワードになっているなか、副職者も含めた広義のフリーランス人口は、今後も増加の一途をたどるに違いない。「フリーナンス」には、大きな市場があるのだ。

「このコロナ禍で、フリーランス人口は500万人ほど増えたとの統計もあります。いま、副業を認める企業も増えています。また、出産などによって一度退職した女性が、新たに自分のスタイルで働き始めるといった場面でも私たちのサービスはお役に立てると考えています。柔軟な働き方、多様性のある社会の実現に『フリーナンス』は貢献していきたいのです」(張)

実は、GMOクリエイターズネットワークという会社自体が多様性に富んでいる。執行役員の次松からして、常に柔軟なクリエイター目線で世の中と対峙している。同社にはリーダーのポジションに就く女性も多い。Fintech事業部で部長を務める張もそうだが、マネージャークラスの男女比はおよそ半々だ。「フリーナンス」の事業を推進するスタッフには、現在活躍中の人も含めフリーランス経験者が多数いる。このように多様性が重視された組織だからこそ、前人未到だった「フリーランス特化型金融支援サービス」という地にもたどり着くことができたのだろう。

「専門性を有した個人が、もっと自信をもって、生き生きと自由に働く。フリーランスがさらに活躍する未来が、多様性と成長性に溢れた日本の明るい未来につながると私たちは本気で考えています」(次松)

FREENANCE(フリーナンス)
https://freenance.net/

つぎまつ・たけひろ◎早稲田大学大学院情報通信研究科修士課程を終了後、渡仏してビデオアーティストとして活躍。帰国後、大学院の同級生である伊藤毅(現 GMO クリエイターズネットワーク社長)からの誘いを受けて会社に参画。編集プロダクション事業を手がけた後、自身の発案で「フリーナンス」を立ち上げる。

じゃん・じよん◎新卒1期生としてGMO クリエイターズネットワークに入社。長く同社のマーケティング部門を統括している。現在は福岡の支社に在籍しながら、「フリーナンス」を運営するFintech事業部の部長を務める。

Promoted by GMO Creators Network / text by Kiyoto Kuniryo / photographs by Shuji Goto / edit by Akio Takashiro

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