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UTECメンバー 東京大学の南研究棟アントレプレナーラボにて

突出したサイエンスやテクノロジーを早期に見いだし、強靭なチームビルディングを推し進めて、世界・人類の課題解決に資する企業へと育て上げる。東京大学発のVC、UTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)が資本・人材・英知の総力を挙げて取り組むスタートアップ支援のフロンティアに迫る連載。第一回では、7月に行われた「UTEC Venture Meetup 2021」の様子とともに、UTECの投資哲学を紹介する。


UTEC Venture Meetup 2021 オンラインにて開催


国内外のスタートアップ、機関投資家、金融機関、大学関係者、政府・証券市場関係者など約600人がオンラインで視聴するなか、7月2日に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された「UTEC Venture Meetup 2021」。東京大学の渡部俊也執行役・副学長/産学協創推進本部長がリモートで開会挨拶を述べた後、壇上にはUTEC代表の郷治友孝が立った。郷治の基調講演では「サイエンス/テクノロジーを軸に、資本・人材・英知を還流させ、世界・人類の課題を解決するためのフロンティアを開拓する」というUTECのビジョンが語られ、投資戦略と実績、「UTEC 5号ファンド」の説明が行われた。

また、グローバルな連携と投資を展開するUTECらしく海外からもスピーチが届いた。シリコンバレーからは、20年12月に米国大手自動車サービス企業へのM&AでEXITを果たしたFyusion社CEOのRadu B. Rusuがメッセージを発信。UTECの「根気と専門知識」に対する感謝の言葉を述べ、「長い旅を共にできる視点がある仲間を選ぶべきだ」と日本のスタートアップにパートナーの重要性を説いた。

その後は、「IT」「ライフサイエンス&ヘルスケア」「フィジカルサイエンス&エンジニアリング」の3分野でディスカッションを実施。UTECから投資を受けて躍進を遂げた企業の創業者や代表者が集い、成長を共創してきたUTECメンバーとの熱を帯びたセッションにより、ビジネスモデル発展の原動力となった理念や戦略が明かされた。各企業の軌跡および未来像は世界・人類の課題解決に資するものだと、視聴者は感銘を受けたに違いない。


「優れたサイエンス/テクノロジー」を強みとし、「強力なチーム」を備え、「グローバルな市場や課題」に応える企業に投資する。UTECのメンバーからは上記の投資戦略が繰り返し語られた。


登壇した6つの企業は、まさにこの要件を満たし、事業成長を遂げてきた。登壇者は左から、AI inside代表取締役社長CEOの渡久地 択、ACSL取締役会長の太田裕朗、Green Earth Institute代表取締役社長の伊原智人、Repertoire Genesis 代表取締役会長の鈴木隆二、ペプチドリーム創業者/ケイエスピー代表取締役社長の窪田規一、UTEC代表取締役社長/マネージングパートナーの郷治友孝、同取締役/パートナーの坂本教晃、同パートナーの黒川尚徳、同パートナーの井出啓介、同パートナーの片田江舞子、同取締役/パートナーの宇佐美篤。


上記に加えて、マイクロ波化学代表取締役社長CEOの吉野巌(右から2番目)が参加。

優れたサイエンス/テクノロジーを社会に実装するUTECの投資哲学


UTECのメンバーは、何を仕事としているのか。端的にまとめるなら、「起業家・科学者・技術者と真摯に向き合い、世界・人類の課題に挑戦するスタートアップへ投資すること」と定義できる。2004年の設立以来、多様な経歴の志を同じくする者がUTECという強力な磁場のもとに集結してきた。

代表取締役社長/マネージングパートナーの郷治友孝を中心にメンバーが立っている写真の背景は、本郷にある東京大学の南研究棟アントレプレナーラボだ。この建物には、さまざまなオフィスや「共用バイオ実験室」など、東京大学と関係の深いスタートアップ企業が活動を行う環境が整えられている。いま、まさに今後の世界を変える可能性に満ちた事業が育ちつつある場所にUTECも本拠を置く。UTECとは「東京大学エッジキャピタルパートナーズ」の英文頭文字から成る名称であり、同大学発のVCだ。UTECに課せられた役割と強みについて、郷治が語ってくれた。

「この世界には、数多くの志ある科学者や技術者がいます。そして、優れたサイエンスやテクノロジーがあります。ですが、山積する課題を解決するためには、それらを社会実装しなければなりません。そのために必要なのは、事業を力強く推進させる理念や戦略の策定と経営者のリーダーシップによって正しく機能する組織、さらにはシード期から継続して育つための資金です。起業家や研究者と向き合ってシード/アーリーステージからの一貫したハンズオン支援を行うことにより、UTECは世界を変える技術を世の中に送り出します。

私たちは、海外のVCや東京大学など国内外のアカデミアや海外のサイエンス/テクノロジーVCとの連携により、世界中で生まれた優れたシーズやスタートアップの情報を極めて早期に獲得しています。これらがUTECの強みです」

UTECの投資哲学

Science/Technologyを軸に、資本・人材・ 英知を還流させ、世界・人類の課題を解決するためのフロンティアを開拓する。

UTECを取り巻くマクロ環境

課題先進国である一方、莫大な資金、集積した科学/技術と産業、高い流動性市場をもつ日本から、科学・技術領域のベンチャー投資でグローバルなインパクトを創出。


サイエンス/テクノロジーの領域で日本最大規模のファンドが始動
UTECのスタートアップ支援が成果を上げ続ける理由とは

#1 本記事|世界・人類の課題解決のためのフロンティアを開拓するUTECの投資哲学とは
#2 近日公開|出資総額は304億円!UTECの新ファンドがスケールアップした理由
#3 近日公開|シード/アーリー段階の投資強化へ。UTECの投資哲学の原点に立ち返る新たなプログラム「UFP」とは
#4 近日公開|UTECが有する、投資先の経営チーム構築の専門集団とは
#5 近日公開|UTECの支援をブレークスルーに。日本に活力を与えるスタートアップ2社が成長した秘訣とは

Promoted by UTEC / text by Kiyoto Kuniryo / edit by Akio Takashiro / photograph by Shuji Goto(記事トップ), Kiyoshi Hirasawa(文中)

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