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2020.10.26 16:00

一流ビジネスマンが選ぶ最先端の近視治療 眼内コンタクトレンズ「ICL」とは

山王病院アイセンターセンター長の清水公也(左)とサピアタワーアイクリニック東京執刀責任者の北澤世志博(右)

山王病院アイセンターセンター長の清水公也(左)とサピアタワーアイクリニック東京執刀責任者の北澤世志博(右)

目の疲れや視力の低下に悩まされる人は多い。そんななか、ICLという近視治療が注目を集めている。

コンタクトレンズやレーシックより優れているとされる理由を、眼科の権威2人に聞いた。

──コロナ禍でテレワークの導入が進み、現代人の視力に変化は見られますか。

清水公也(以下、清水) パソコン画面を長時間見続けるのが当たり前になりつつあると実感しています。近くばかりを見ていると、近視が進みやすいでしょう。

北澤世志博(以下、北澤) 会社や学校に通っているときは、電車で移動したり、雑談をしたり、フロアを行き来したりすることで無意識のうちに目を休めていました。自宅で過ごすことが増えた今は、気づかぬうちに目を酷使してしまいがちです。実際、コロナ禍で「急に視力が下がった」と来院される方もいます。

──クリアな視力を求めて、コンタクトレンズやレーシック手術を選択する人は多いです。

北澤 日本では、10人に1人以上がコンタクトレンズを利用しているとのデータがあります。一方、レーシックに関しては、2008年のブーム時には日本だけで年間45万件の手術が行われていました。しかし近年はさまざまな課題が指摘され、今年は2万件近くに減ると見られます。

清水 コンタクトレンズとレーシックには、それぞれデメリットがあります。まず、コンタクトレンズには脱着の煩わしさや装着中の不快感、そしてアレルギーなどの医学的なリスクが挙げられます。レーシックは角膜を削り、焦点を網膜に合うようにする手術ですが、表面にフラップ(蓋)を作るときに角膜の神経を90%以上切断します。これが原因で、手術を受けた方の7〜8割がドライアイを指摘しています。

北澤  術後の視力が安定しない、徐々に近視が戻ってくるなど、見え方の質にも課題がありますね。

清水 そして何より、期待していた見え方と違うのでやり直したいと思っても、元に戻せない点が最大のデメリットです。

──そこで注目されているのがICL(眼内コンタクトレンズ)です。

清水 ICLは、その人に合った度数のコンタクトレンズを目の中に入れることで視力を矯正する治療法です。点眼麻酔をして角膜を約3mm切開し、そこからレンズを挿入します。脱着型のコンタクトレンズに比べて矯正できる度数の幅が広く、強度の近視や乱視にも適しています。

北澤 手術にかかる時間は約10分と短く、術後は定期的に検査を受けるだけで日々のメンテナンスは不要です。また、切開した部分は自然に治癒します。



清水 ICLの歴史はレーシックより長く、1986年には初期のレンズが使われ始めました。私は1997年にアジアで初めてICLを移植しましたが、当初のICLには術後に白内障や緑内障といった合併症を引き起こすリスクがありました。目の中には房水という透明な血液のようなものが循環しています。それによって水晶体などが栄養を受けているのですが、当時のICLは房水の流れをブロックしてしまうため、合併症を防ぐには術前または術中の虹彩切開が必要でした。

北澤 こうした手間やリスクを取り除き、ICLが世界的に普及するきっかけをもたらしたのが、中央に0.36mmの穴が開いた清水先生考案のHole ICLです。

──レンズの中央に穴を開けるというのは、画期的な発想です。

清水 ハワイにある「すばる望遠鏡」からヒントを得ました。実はあの望遠鏡、中央は光を通過させない構造になっているのです。これをコンタクトレンズに応用すると、レンズの中心に穴が開いていても視界を保てるのではないかと。穴があれば房水の流れが正常になりますし、手術も1段階で済みます。その後、実証実験を繰り返し、0.4mm以下の穴であれば光学的な損失は起きないとの結論が出て、2007年に世界で初めてHole ICLを移植しました。

北澤 2011年に欧州で認可が下り、日本でも2014年に厚生労働省の認可を得られ、現在は世界75カ国以上で使われています。


すばる望遠鏡からヒントを得てHole ICLを開発した清水公也

──ICLには、レーシックに比べてどのようなメリットがありますか。

北澤 レーシックでは対応が難しい強度の近視や遠視、乱視に対応できること、そして見え方に違和感があったときは取り出すことができる点が非常に大きいです。レーシックは生体を削ってマイナスにする手術です。対して、ICLは目の中にコンタクトレンズを入れるというプラスの手術です。仮に調子が悪ければ、眼鏡やコンタクトの生活に戻ることもできます。

清水 「どのように見えるか」は個人の感覚によるところが大きく、理想も人それぞれです。だからこそ、可逆的であることには非常に大きな安心感があります。また、レーシックの場合は術後が経過するに連れて10人に1人以上が近視に戻るというデータがあります。ICLは、術後の視力を長く保てることも大きな魅力です。

──認定を受けた眼科医のみが手術できる点も、レーシックとの大きな違いです。

北澤 ICLは学会の講習や認定手術を経た眼科専門医だけが認定を受けられるため、信頼性や安全性が高いと言えます。


ICLのメリットを丁寧に語る北澤世志博

──ICLを選択する人には、どんな傾向が見られますか。

北澤 視力の悩みを抱えている方はもちろん、目のケアにかける時間をゼロにしたいという多忙なビジネスマンが多いです。スポーツ選手でICLの手術を受ける方も目立ちます。激しく動いても外れたりせず、天候にも左右されにくいからでしょう。

清水  自然災害や大地震への備えとして、ICLを希望する方も増えていると感じます。いざというときに眼鏡やコンタクトを探すのは困難ですし、常にクリアな視界を保つこ とは命を守ることにつながるという認識の高まりもあるのでしょう。

北澤 費用対効果の高さから選択されることも少なくありません。例えば、ワンデーコンタクトを毎日装着した場合は年間で約5万円、30年で計150万円かかります。もしICLの手術費用が80万円だとしても、トータルコストはコンタクトより安くなります。

清水 結果を出し続けている一流ビジネスマンなど、合理的な思考をされる方にとって何より大切なのは、時間と集中力の2つです。眼鏡やコンタクトを着脱する手間がかからず、快適さが高まることで集中力も出る。これらの点を考慮しても、ICLはとても魅力的な自己投資だと思います。 



清水公也(しみず・きみや)◎山王病院アイセンター(眼科)センター長、国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授、北里大学名誉教授、日本眼科学会名誉会員、日本白内障屈折矯正手術学会名誉会員、米国眼科学会生涯会員。国内で初めてレーシックやICLなどの屈折矯正手術を導入し、Hole ICLの開発者としても知られる世界的権威。

北澤世志博(きたざわ・よしひろ)◎サピアタワーアイクリニック東京執刀責任者、日本眼科手術学会理事。5万件以上のレーザー屈折矯正手術を手掛け、ICLをはじめとする有水晶体眼内レンズ挿入術の件数は8000件以上にのぼる。


スター・ジャパン合同会社
http://discovericl.com/

Promoted by スター・ジャパン合同会社 / text by 瀬戸久美子 / photograph by 富貴塚悠太

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眼内コンタクトレンズ「ICL」という選択