同じく持続可能性を優先事項としている企業が、仏食品会社ダノンだ。創業100年を迎えた同社は本社こそフランスにあるものの、その「One Planet. One Health（一つの地球、一つの健康）」プロジェクトは同社の看板商品であるヨーグルトと同様、世界中に広まっている。
同プロジェクトはその名で示されている通り、世界とそこに住むすべての人の健康改善を目指すものだ。例えばアルゼンチンでは、NPO法人や地元政府と協力して北部サルタに同市初の幼児ケア施設を設立し、生後1000日までの子どもの育児に関する栄養士や小児科医からのアドバイスを提供。またニュージランドでは、2050年までにカーボンニュートラルを実現する目標に向けた取り組みとして、生乳を原料に粉ミルクを製造する工場での二酸化炭素排出量を毎年2万トン削減するために2000万ドル（約21億5000万円）を投資した。
さらにダノン北米支社は昨年、社会に貢献する企業に与えられる「Bコーポレーション」の認証を受けている。ダノンは2030年までに全支社がこの認証を受けることを目指しており、今年のランキングで19位に入った同社の順位が今後さらに上昇を続けると考えてもおかしくはないかもしれない。
以下は、今年の「企業の責任で高評価を受ける企業」ランキングのトップ20社。
1位 レゴ
2位 ナチュラ
3位 マイクロソフト
4位 グーグル
5位 ウォルト・ディズニー・カンパニー
6位 ボッシュ・グループ
7位 ハワイアナス
8位 インテル
9位 ラバッツァ
10位 イケア
11位 シスコシステムズ
12位 ソニー
13位 ハネウェル・インターナショナル
14位 コルゲート・パーモリーブ
15位 トヨタ自動車
16位 ビザ
17位 アディダス・グループ
18位 キヤノン
19位 ダノン
20位 ネットフリックス
