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2018.11.24

BMW 7シリーズが誇る調和を成したエクステリアデザインと、石上純也の建築作品─その共通項とは〈前編〉

グローバルに活躍する建築家の石上純也がBMWに抱くイメージは「飾らないラグジュアリーさ」。すべてを備えながらも調和が保たれた、簡素とも言えるエクステリアデザイン。「BMW 7シリーズ」は、ラグジュアリーセダンだ。


「空間の延長にあるものとして、クルマは常に気になる存在です」と話すのは建築家の石上純也。2010年にヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の金獅子賞を受賞し、18年3月にはパリ現代美術館「カルティエ現代美術財団」で大規模個展を開催するなど、飛躍を続ける。カルティエ現代美術財団初の単独建築家による同個展は、会期を当初の6カ月から9カ月へと延長。石上の作品が多くの人々を魅了したことを物語る。
 
ディーゼルエンジンと独自の4WDシステム「xDrive」を搭載したラグジュアリーセダン「BMW 7シリーズ」。6気筒ディーゼルエンジンは、振動を打ち消し合うことで静粛性に優れた「パーフェクトバランスエンジン」とも呼ばれる。

7シリーズは、路面状況や天候といった環境要因にかかわらず、ディーゼルエンジンが生み出す力強いトルクをインテリジェントな四輪駆動システムが受けることで、あらゆる状況で静かに駆けるという上質な運動性能を提供してくれる。
 
石上は、白く輝くその車体をじっくり眺めながら「BMWには上品で、飾らないラグジュアリーといったイメージがあります。豪華なものでも、きらびやかすぎては、嫌味に感じられることもありますよね。乗る人の日常の延長に品質を感じさせる、さりげなさがBMWの魅力だと感じています」と続ける。


 
18年6月、栃木県那須町にある「アートビオトープ那須」に石上が手がけた作品が誕生した。アートビオトープ那須は、宿泊施設やギャラリー&カフェ、陶芸とガラスのスタジオを備える場所。各施設がゆるやかにつながりを持ちながら、周囲の自然に溶け込むように穏やかに存在する。

「WATER GARDEN(水庭)」と名付けられた石上の新作は、人工的な建造物を伴わない。綿密に計算された木々と水、苔といった自然の生態によるランドスケープだ。
 
石上は、「農園と庭園をミックスしたレンタルファームのような場所にしたいというオーダーもありました。しかし、農園を貸し出す施設なら農園を維持し続ける必要があり、疑似農業体験だけの場所とすると、人類の営みとしての農園本来の意味から遠ざかってしまいます。そこで、アートビオトープ那須が持つ理念なども踏まえて、もともとの環境を生かすことを考えました」と語る。
 
現在の水庭の隣には、新たな宿泊施設の敷地が確保されていた。石上は、そこに自生する雑木林の樹木をそのまま移動させようと考えた。こうすることで、伐採しなければならない木々を、この地に留まらせることもできる。

水庭の設計にあたっては、隣接した土地に茂る木々の種類や形状を計測し、精密な模型を作成した。曲がった木を組み合わせて門に見立てたり、場所によっては太い木で荘厳な空間をつくるなど、樹木を建築部材のように組み合わせる。

さらに、木々の間に無数の池を計画し、周囲の森に自生する苔を敷き詰める。人間がつくり出すことができない自然の中で育まれた要素を、人の手で再構成することで、さらなる豊かさを感じさせる。周囲の環境と完全に調和しながら、新たな風景が浮かび上がる。

常日頃から石上は、自身が手がける作品において周囲との調和にほとんどの力を使っているという。どんなに新鮮な表現をもたらそうとも、そこに違和感が感じられれば、人々に受け入れられることは叶わないからだ。余計なものは何もない。時間の経過とともに常に刷新され、調和を保ち続けるこの光景に、自然を超えた豊かさが見えてくる。
 
石上は、「何か新しいものを足すのではなく、再構成だけでランドスケープを設計する。自分としては、これも建築の延長にある作品と考えています」と語る。
 
彼にとって、調和は建築だけに求めるものではない。石上は「何もかもが揃って、至れりつくせりの状態をラグジュアリーと呼ぶとしますよね。しかしデザインとしては、多くの要素が雑然と並んでいるだけの状態では、上質であるとは言えません」と続けた。


特徴的なキドニーグリルや左右のフロントライトといったパーツによって構成される、ワイドなフロントまわりを眺め、「パーツが独立して存在しながらも、全体の印象としては一体感がある」と石上。それでいて、パーツひとつひとつや細部に着目すると存在感を持つという意匠が特徴の「BMW 7シリーズ」。石上がBMWというブランドに感じた「飾らないラグジュアリーさ」や「さりげなさ」の源がこのエクステリアデザインにある。

それはつまり、余計なものがないということだ。7シリーズのフロントに目をやれば、アイコニックなキドニーグリルや左右のライトといったパーツが存在感を放つ一方で、それらの個性が同時に一体感を生み出していることに驚く。

クルマは数万にも及ぶパーツの集合体に違いないが、集合を成した状態で立ち上がるのが、7シリーズの洗練されたデザイン。調和を成したエクステリアデザインこそが石上が指摘する「飾らないラグジュアリーさ」や「さりげなさ」の源に違いない。


BMW 740d xDrive M Sport
3リッターの直列6気筒ディーゼルエンジンと、路面状況に応じて最適な制御を行うインテリジェント4WDシステム「xDrive」搭載。力強いトルクのクリーンディーゼルを高効率に活用し、あらゆる環境で静粛性の高い走りを実現するBMWのフラッグシップセダン。全長5,110×全幅1,900×全高1,480mm。車両本体価格14,480,000円(税込み)



その場の要素を再構築人の手が生む新たな風景

栃木県那須町にある「アートビオトープ那須」に、2018年6月にオープンした「WATER GARDEN(水庭)」。石上純也がこの地に設計したのは、数百本の木々や水、苔といったその場所にもともとあった要素を使って、再構築したランドスケープ。樹木の種類や形状を1本ずつ調査し、隣接する水庭の敷地内に再配置。自然と寄り添いながら時間の経過とともに変化し続けることで、常に周囲と調和した風景が更新されていく。



いしがみ・じゅんや◎建築家。1974年神奈川県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科建築科修士課程修了。2004年石上純也建築設計事務所設立。日本建築学会賞や第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞など受賞多数。18年パリのカルティエ現代美術財団で、単独建築家として初の個展を開催。

BMW カスタマー・インタラクション・センター
0120-269-437
www.bmw.co.jp

Promoted by BMW / photograph by Junji Hirose / text by Junya Hirokawa / edit by Tsuzumi Aoyama

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