他の趣味は走ることです。中学から大学まで陸上競技をやっていて、専門は中距離でしたが、レース展開によって結果がぜんぜん違うので、その駆け引きが面白かった。前日は必ずどういうレース展開になるかを読み、細かくノートに書き記しました。
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誰が先頭を切るのか、誰が何番にどのあたりで追い越すかなど、主導権争いの展開を考え、最後に「俺が勝つ」というシナリオをつくるわけです。当日も「これにはまれば勝てる！」という強い気持ちになれるし、実際に読みがはまって勝てるとすごく気持ちがいいんですよ。
音楽もスポーツも練習を重ねることでしか、理想の自分にはたどり着けません。そういう趣味があると、仕事や実生活にもとても役立つ。やはり歌と陸上競技のふたつは自分の原点だという気がします。
＜神田潤一のある1日＞
5:00 起床
5:15〜6:30 デスクワーク
6:30〜7:00 子どもと遊ぶ
7:00〜7:30 朝食
8:30 出社
9:30 始業時間
10:00〜12:00 会議
12:00〜13:00 ランチ
13:00〜15:00 来客
15:00〜18:00 会議
18:30 退社
19:00〜22:00 会食
23:00 帰宅
0:00 就寝
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＜神田潤一が大切にするもの＞
大学時代の思い出の品
大学3年生のとき、1500m走で大学陸上競技選手権の全国3位に。写真は弟が箱根駅伝に出場したときのもの。原点である「陸上競技」を忘れないため大事にとっておいています。
HOHNER社のブルースハープ
24年前に釧路支店へと単身赴任したとき、夜の港を見ているうち「ハーモニカが吹きたい！」と思って買ったのが初めてのブルースハープ（笑）。カラオケで興が乗ったときに吹くために、いつも鞄に入れています。十八番はビリー・ジョエルの「ピアノマン」。
かんだ・じゅんいち◎1970年、青森県生まれ。94年、東京大学経済学部卒業、日本銀行入行。2000年に米イェール大学にて修士号取得。15年に金融庁に出向。17年9月にマネーフォワードに入社、12月より執行役員に。18年3月より現職。
