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2018.08.03

転職を考えない若者の方が、もはや珍しい。採用担当者が転職未経験の若者にアプローチすべき理由

転職市場は空前の売り手市場。いい人材を求める採用担当者にとっては、非常に厳しい時代になってきた。求人数が増加する一方で、求職者は減少を続けている。

人材不足が顕著。成長企業の若手の確保、どうする?

厚生労働省の資料によると、有効求人倍率は2008年のリーマン・ショック直後に大きく下落したが、以降上昇を続け、いまや1.59倍(2018年4月現在)。東京都では人材不足が特に顕著で、有効求人倍率は2.15倍(2018年5月現在)に達している。

国と東京都の有効求人倍率の推移。国は年度、都は年平均値。
(国と東京都の有効求人倍率の推移。国は年度、東京都は年平均値)
成長企業にとって優秀な若者の獲得は死活問題だが、近年は特に厳しくなってきている。若者たちは転職について、一体どのように考えているのだろうか。

新規登録会員の69%が20代の「キャリトレ」、若者転職の調査結果を発表

新規登録会員の69%が20代(※2017年の新規登録者12万5021人中)という、比較的若い求職者が集まるサービス「キャリトレ」を運営するビズリーチがこのほど、若手求職者のホンネに迫る調査結果を発表した。

キャリトレは2014年4月にオープン。すでに累計5,800社以上が導入し、登録会員数は46万人を超える(いずれも2018年7月現在)など、成長著しいサービスだ。「こんなキラッキラの若手、どうやって!?」というセリフが印象的なCMも話題になった。

キャリトレでは導入企業の採用の参考にと、「若者の転職のリアル」を調査している。今回は複数の調査より明らかになった若者の本音を、抜粋して紹介したい。

転職活動をしていなくても「転職を考える理由がある」76%

調査では25〜29歳で正社員として働いている若者に「転職を考える明確な理由がありますか?」と尋ねた。それに対し、実際に求人に応募したり、面接に行ったりするなど、積極的に転職活動を行っている若者の94%が「ある」「ややある」と答えている。


(積極的に転職活動をしている層)

一方、転職経験がなく、応募などはしていない層でも、転職を考える明確な理由が「ある」「ややある」と回答した若者が76%に及んだ。積極的にアクションを起こしていなくても、8割近くが「転職を考える理由がある」というのだ。


(転職未経験層)

もはや、多くの若者が「転職」を明確に意識していることがわかる結果である。日本では長く労働市場の硬直性が指摘されてきたが、若者の中では転職への抵抗が薄れているのかもしれない。

採用担当者は「転職未経験」の若者にもアプローチを

同じ調査では、若者のマインドの違いもあぶり出した。「仕事を通して将来自分がなりたい姿の具体的なイメージがありますか?」という質問に対し、「明確にある」「ややある」と答えた割合が、積極的に転職活動をしている層では計73%。一方、転職をしたいがまだアクションを起こしていない層では半数の36%だった。


(積極的に転職活動をしている層)


(転職未経験層)

転職の2文字が頭にちらつきながらも、具体的なキャリアプランが描けないまま、現職にとどまっている若者が多いことがわかる。企業は昨今の若手人材の採用競争の激化に鑑みて、まずは転職未経験の潜在層へ候補者を広げることで、幅広い採用を行うことができるのではないだろうか。

給与より「やりがい」「スキル」重視の傾向

同社はさらに「人事が知っておきたい 転職を考えている20代の本音」と題し、若手人材の転職に関する意識調査も発表した。キャリトレ会員の20代358名が回答。その結果から、20代が転職に求める「本音」が見えてきた。

「転職を考えるきっかけは?」との質問には、最も多い30.6%が「やりがいのある仕事をしたい」と答えた。次いで「年収を上げたい」が27.5%、「企業の風土やカルチャーが自分に合う職場で働きたい」が18.5%だった。




また「給与が高い仕事」と「欲しいスキルが身につく、やりたい仕事」のどちらを優先するかという質問には、「どちらかといえば、欲しいスキルが身につく、やりたい仕事を優先する」が49.6%と圧倒的で、「欲しいスキルが身につく、やりたい仕事を優先する」(10.1%)と合わせると約6割に達した。



20代は目先の収入以上に、今後の生き方やキャリアを見据えて、やりがいを求める傾向にあるのかもしれない。

企業HPより「口コミ」重視!? 若者の情報収集法

また同調査では、20代が転職情報をどのように集めているかという点について、驚くべき事実がわかった。
「転職サイト・求人媒体以外の情報収集手段は?」との質問に、最大3つの手段を選択させたところ、最も多かったのが「企業の口コミサイトを閲覧する」で、68.9%もの若者が選択した。続いて、「企業のホームページ、採用サイトを閲覧する」(58.5%)、「エージェント、キャリアコンサルタントに聞く」(42.1%)が上位だった。



若者たちは企業からの公式情報や、プロのアドバイス以上に、口コミサイトなどに書かれている、より生々しい情報を求めていることがわかった。その他、「SNSで企業の口コミを閲覧する」が27.1%、「実際に働いている社員に関する記事を閲覧する」が23.9%、「実際に働いている社員に聞く」が23.3%だった。

志望企業の現場の社員が、会社や仕事についてどのように感じているのか。実際に転職したら、どのようなスキルが身につくのか。働き方や会社の雰囲気、人間関係は自分のライフスタイルに合っているか……。採用ページの充実や求人媒体の活用にとどまらず、社員の皮膚感覚をいかにリアルに若者に伝えられるかが、若手採用の鍵になるだろう。

キャリトレは、株式会社ビズリーチが提供する、若手優秀層に強い採用プラットフォームです。



若者のホンネがわかる調査資料、特別ダウンロード

本記事のリンクから、キャリトレによる詳細な調査結果をダウンロードできる。転職に関する若者の本音を知ることで、採用活動を前進させたい。




Promoted by ビズリーチ 文=林亜季

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