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2018.05.15 11:00

【限定ご招待】門外不出の伝統技法を間近で見られるイベントで、時を刻むアートが生まれる瞬間を目撃せよ

2018年の新作である「ヴィルレ メティエダール ビンチョウタン」。備長炭と漆を使った美しいダイヤルを持つ。

2018年の新作である「ヴィルレ メティエダール ビンチョウタン」。備長炭と漆を使った美しいダイヤルを持つ。

約400年以上前に開発された機構を今でも使い続ける機械式時計だが、設計技術や工作機械の進化によって製造現場の近代化は進み、時計の品質レベルは格段に高まっている。しかしどれだけ時代が変わっても、伝統を守り抜く分野がある。それが「メティエダール(Métier d’Art)」だ。“芸術的技巧”という意味で、時計ケースやダイヤルにエナメル画や彫金を施す手法のこと。最盛期は17世紀だが、フランス革命を期に“古い文化”が放棄されるようになるとメティエダールも下火になってしまい、装飾スペースの小さな腕時計の時代になると、完全に過去の遺産となる。


現在も創業地ヴィルレにマニュファクチュールを構えるブランパン

この失われた技術を再興してきたのが「ブランパン」である。ブランパンは1735年に創業した“現存する最古のスイス時計ブランド”であり、複雑機構にこだわる技巧派。連綿と受け継いできたブランパンの哲学を表現する方法の一つとして、メティエダール専用工房を立ち上げ、「グラン・フー・エナメル」や「彫金」、「ダマスキネ(金象嵌細工)」などの技術を継承しながら時計を作っている。職人の中にはフランス版人間国宝である「MOF」を取得した人物もおり、その技術レベルは極めて高いと評価されている。


精密なガネーシャの絵を、丁寧に彫り込んでいく。気の遠くなるような作業だ。
 
この“門外不出の技術”であるブランパンのメティエダールを、間近に見ることができるイベントが東京で開催されることになった。ブランパンが近年とても力を入れている「赤銅」や「緑青」、あるいは「備長炭」といった日本的な芸術的技巧を駆使した貴重なタイムピースが展示される他、マスターエングレーバーがスイスから来日し、メティエダールの実演も行うという。“時計芸術”が生まれる瞬間に立ち会えることは、とても貴重な経験となるだろう。


リニューアルされたブランパン ブティック銀座がイベント会場となる。


今回はこの特別なイベントへ、フォーブス ジャパン読者限定で2組4名様をご招待いたします。※お申し込みは締め切りました。沢山のご応募、誠にありがとうございました。

【特別イベント:「メティエダール」】
開催日時:2018年6月16日(土) 17:00~19:00(17:00受付開始) ※イベント開始は17:15頃を予定しております。
場所:ブランパン ブティック銀座(東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエック センター4階)

編集=篠田哲生

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