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シャツの袖口からチラリと見えるだけでこの存在感

高級機械式時計は趣味性が高いため、“何を選ぶか”も主張になる。その人のセンスが反映されるので、格好の自己主張になるのだ。その能力はビジネスの場でも有効。シャツの袖口から時計がチラリと見えるだけで、初対面の相手にもアピールができ、しかも会話のきっかけも作ってくれるのだ。スイス時計ブランド「ジャケ・ドロー」は、クラシカルなのに強烈な個性を持っており、“袖口でのアピール力”に長けている。こんなビジネスウォッチはいかがだろうか?

“知る人ぞ知る”だから価値がある

18世紀に活躍した天才時計師ジャケ・ドロー。彼はオートマタ(からくり時計)を得意とする時計師であり、知的好奇心にあふれる王侯貴族を顧客の注文を受けて、懐中時計やオートマタを製造していた。

その精神の受け継ぐ時計ブランド「ジャケ・ドロー」は、スイス時計業界の中でも“孤高の存在”とされている。なにせ年間の生産本数が約3000本しかなく(いわゆる超高級ブランドの1割以下)、グラン・フー エナメルダイヤルなどの工芸技法に力を入れるなど、商品開発でも独自路線を貫いているからだ。

世界最大の時計コングロマリットである「スウォッチグループ」の一員であり、ブランドのステイタスやクオリティは極めて高い。にも関わらず手間のかかる時計を少量しか生産していないとなれば、必然的に市場に出回る数も少なくなる。ジャケ・ドローの名があまり知られていないのは当然なのだ。

しかしジャケ・ドローの時計は、一度覚えれば忘れない。とにかく顔が強いのだ。時刻表示の8の字のレイアウトはブランドのアイコンとなっており、シャツの袖口からチラリと見えただけでも、「普通とは違う時計をしているな」とすぐに気づかれることは間違いない。つまり“袖口勝負”に勝てるのだ。

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ダイヤルに施された繊細な筋目模様は、光を受けることで様々な表情を作り出す。

強烈なアイコンが、心を掴んで離さない



ジャケ・ドローのアイコンである8の字型のレイアウトは、“グラン・セコンド”と呼ばれている。まずは時分表示と針表示を分離させ、それぞれをオフセンター配置にしている。しかも秒表示を極端に大きくするアンバランスなデザインなのだが、そのアバンギャルドさこそがジャケ・ドローの個性となっており、一瞬で相手の目を奪うだけのインパクトがある。

しかもこのデザインは時計師ジャケ・ドローが製作した懐中時計を継承している。つまりジャケ・ドローの時計は、18世紀からアバンギャルドであり、人々を驚かせてきたのだ。

今回紹介する「グラン・セコンド カンティエーム サテンブラッシュ」でも、もちろんグラン・セコンドを採用。しかも大きな秒針の下に針式のカレンダーを収めており、実用性を高めている。さらに秒針部から放射状に広がるように筋目模様を入れているので、シックでありながら華やかさも加えている。

誰の心にも残る時計だが、ケースデザインにもクラシカルな懐中時計の優雅な雰囲気も取り入れているので、ビジネスシーンだけでなく着飾ったパーティーシーンにも似合うだろう。このクラシカルなのにアバンギャルドという二面性が、この時計最大の魅力となっている。

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(左)グラン・セコンド カンティエーム サテンブラッシュ。搭載するムーブメントは、シリコン製のひげぜんまいを使用するCal.2660Q2P。自動巻き、SSケース、ケース径43㎜。103万円。/(中)ムーブメントの仕上げも一見の価値あり。/(右)“グラン・セコンド”の原点となった懐中時計は、1785年に制作された。

オンリーワンを守り抜く驚異の技術力

技術自慢の時計ブランドは少なくないが、彼らの“技術”というのは、トゥールビヨンや永久カレンダー、ミニッツリピーターなど、ありていに言えばお馴染みの複雑機構ばかり。しかしジャケ・ドローは、オンリーワンの技術として、オートマタ(からくり)機構にも力を入れている。「チャーミング・バード」は、ゼンマイの力を使って“ふいご”を動かし、美しい声で小鳥を鳴かせる時計。その技術には唯一無二の面白さがあり、ジャケ・ドローの独自性を示している。何百年も前の技術を現代へと受け継ぎ、少量生産で品質を守ることで生まれた時計には、メジャーブランドと違った面白味がある。これほど初対面で心を掴み、しかも語れる逸話がある時計はないだろう。ジャケ・ドローを知らないのは、実にもったいない事なのだ。

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チャーミング・バード。2時位置のプッシュボタンを押すと、ドーム型風防の中の小鳥が動きだし、愛らしい声で鳴き始める。世界限定28本。手巻き、18KRGケース、ケース径47㎜。4337万円。



▷ジャケ・ドローのカタログ請求はこちら
http://www.jaquet-droz.com/ja/catalogue

Promoted by スウォッチグループ ジャパン 編集・文=篠田哲生 写真=江藤義典(WATCH)

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