テスラのイーロン・マスクCEOは、テキサス州の工場「Texas Gigafactory」におけるサイバートラックの生産を、来年段階的に縮小すると発表した。ロボタクシー「サイバーキャブ」の増産体制を整えるためだという。サイバートラックは販売不振や品質問題に苦しんでおり、今回の決定は大きな方針転換を意味する。
サイバートラック生産を2027年半ばに縮小、全面停止は明言せず
マスクは米国時間11月6日未明にXへ投稿し、「サイバーキャブの増産に向けたスペースを確保するため、来年半ばごろにTexas Gigafactoryでのサイバートラックの生産を段階的に縮小する」と明らかにした。
マスクはサイバートラックの生産を完全に終了するかどうかは明言しなかったものの、現在このモデルを製造しているのはテキサス工場のみとなっている。
マスクはその後、サイバートラックの主任エンジニアであるウェス・モリルのXへの投稿をリポストした。モリルはその投稿のなかで、サイバートラックを「素晴らしい技術開発プラットフォーム」と呼び、「その技術はサイバーキャブのなかに生き続ける」と述べている。
サイバートラックは2019年に初めて発表され、2023年にようやく発売された。
サイバーキャブは2026年末の顧客販売を目指す──大半はテスラが自ら運行
一方のサイバーキャブは、ハンドルやペダルを持たない2人乗りの自動運転車として2024年に初公開された。テスラは今年9月、テキサス州オースティンの一部地域でこのロボタクシーを使った有料の配車サービスを開始している。
先月行われた直近の決算説明会では、車両エンジニアリング担当バイスプレジデントのラース・モラヴィが、2026年末までにサイバーキャブを一般顧客向けにも販売するとの目標を語っていた。ただマスクは、サイバーキャブの大部分はテスラが所有し、自社のロボタクシーサービスの一部として運行することになると説明している。



