ビットコインは今年、株式市場の上昇相場(ラリー)に乗り遅れ、昨年10月に記録した1ビットコイン=12万6000ドルの史上最高値から下落し、金や銀とともに値を下げている(一方で、一部の小型暗号資産は急騰している)。
ビットコイン価格は、夏場に1ビットコインあたり6万ドルを下回る安値まで下落した後に反発した。しかしトレーダーらは、2兆4000億ドル(約380兆円)規模の中国ショックに身構えるなか、ビットコインの上昇が8万ドル手前で失速する様子を目の当たりにしている。
そうしたなか、イーロン・マスクがBinanceへのハッキング被害はビットコインや暗号資産にとって悪夢の始まりにすぎないかもしれないと警告する一方、『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキは、ビットコイン、金、銀が再び暴落すると予想していると述べた。
キヨサキはXに次のように投稿した。「金、銀、ビットコインが暴落すると人々はパニックになる。私はさらに買い増した。なぜなら本当の問題は、世界や米国の債務が膨らみ続けていること、指導者たちが無能であること、学校が金融教育をまったく行わないこと、そして法定通貨(彼が呼ぶところの「偽のお金」)が労働者の富を奪う仕組みになっていることだからだ」
先月、国際通貨基金(IMF)は、世界経済が債務スパイラルに陥るのを防ぐため、各国は「緊急の」行動を取る必要があると警告した。こうした状況が、ビットコイン価格の急騰を引き起こす可能性があるとみる向きもある。
国際金融協会(IIF)によれば、世界の債務は今年上半期に10兆ドル(約1580兆円)増加し、365兆ドル(約5京7800兆円)を超えた。IIFは、債務が政治問題化しており、「選挙と短期的な応急措置、そして債務増加の限界効用が低下するなかでの長期的な脆弱性との間に悪循環」を生み出していると警告した。
一方、米国の債務は今年40兆ドル(約6340兆円)を突破し、長期化する高金利に押される形で、多くの予想よりも早く心理的節目に達した。
キヨサキは「金、銀、ビットコインの次の暴落が待ちきれない」と付け加え、再びビットコイン、金、銀を買い増す考えを示唆した。



