AMDの成長見通しとインテルの割安感はどう違うか
AMDは2026年第4四半期の売上高を170億ドル(約2兆6860億円)と見込み、市場予想の162億ドル(約2兆5596億円)を上回る。予想PEGレシオは、株価収益率を予想利益成長率で割り、成長力に比べた株価水準を測る指標だ。AMDの予想PEGレシオは0.93、インテルは0.54、業界の中央値は1.13となっている。
AMDが示した業績見通しは力強い。インテル株は決算後に急落したため、典型的な割安株投資の対象にも見える。ただし、ファウンドリー事業の立て直しが停滞すれば、割安に見えた株が上がらない「バリュートラップ」に陥る可能性がある。
もっとも、最高経営責任者(CEO)のリップブー・タンがファウンドリー事業の立て直しを行き詰まらせるとは思えない。タンの経営下でインテルの時価総額は、約900億ドル(約14兆2200億円)という安値から5000億ドル(約79兆円)超へ上昇した。その後、決算を受けた株価急落で約3220億ドル(約50兆8760億円)に下がった。11月5日の終値に基づく時価総額は約2777億ドル(約43兆8800億円)となった。
インテルCEOが家族信託を通じて自社株を購入
タンは家族信託を通じてインテル株を購入し、再建を後押しした。2026年11月2日にインテル株15万株を購入し、購入総額は971万ドル(約15億3400万円)に上った。1株当たりの加重平均取得価格は約64.73ドルだった。
AMDもインテルも買わないという投資判断
私の考えでは、株価評価が高い成長株のAMDと、株価変動が激しい再建途上のインテルのどちらかを、投資家が無理に選ぶ必要はない。株式市場には他にも投資先が数多くある。
私は登録投資顧問ではない。AMDやインテルを含む株式への投資を検討する際は、事前に十分な調査を行ってほしい。私の文章を読んで個人が下した投資判断について、私は責任を負わない。私の見解や分析に頼らず、投資前に自分で調べることを勧める。


