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欧州

2026.10.24 07:00

ドローン護衛とハリネズミ装甲 ウクライナ軍が新戦術で戦車を再び最前線に

ウクライナ東部ハルキウ州の前線で、ウクライナ軍の戦車がロシア軍の陣地に向けて射撃する様子。ウクライナ陸軍第475独立強襲連隊「コード9.2」が公開した動画から

ただし、こうした防護策を講じてもなお、この戦術には限界がある。装甲車両が前進するなか、護衛ドローンが敵ドローンを迎撃すると、その護衛ドローンを補充する必要があり、その際にドローン掩護に空白が生じるおそれがある。また、バンパイアドローンも搭載できる爆弾に限りがあり、その再装填やバッテリーの充電のため、その都度基地へ戻らなければならない。

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ハリネズミ装甲は追加の防護にはなるものの、車両が「無敵」になるわけではない。こうした防護物を付加した車両も、ドローンを繰り返し被弾すると、必要な攻撃数は増えるにせよ、最終的に動けなくなったり撃破されたりする可能性がある。

ウクライナ軍の反攻作戦における戦車の重要性

装甲車両を再投入する取り組みは、ウクライナ軍が複数の方面で反攻作戦を展開し、勢いを取り戻そうとしているなかで進められている。ウクライナ軍は9月、東部ドネツク州のリマン方面で「ビバルディ作戦」を行っていることを公表し、月末までに176平方kmの領土を奪還したと報じられている。ウクライナ軍はドネツク州と南部ドニプロペトロウシク州、ザポリージャ州が交わるオレクサンドリウカ方面でも反撃しているほか、ハルキウ州ではアニシュチネやビリフバトカ周辺のロシア軍陣地に圧力をかけている。

これらの作戦では領土を一部取り戻したと伝えられるものの、局所的な前進を、より大きな突破につなげるという課題は依然として残っている。

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作戦の大きな障害になっているのは、ロシア側のドローンを駆使した防御である。ロシア軍はドローンを用いてウクライナ軍部隊の動きを探知し、自軍の陣地に到達する前に攻撃を加えている。ウクライナ側と同様のこうした防御により、ウクライナ軍が突破を達成できるほどの戦闘力を集中させることは難しくなっている。

戦車が復帰すれば、こうした作戦に新たな選択肢が加わる。ウクライナ軍は、防護された直接射撃能力を最前線に持ち込み、ロシア軍の陣地を攻撃できるようになる。通常、限られた搭載弾薬で個々の目標を攻撃するドローンと異なり、戦車は直接照準による射撃を繰り返し、堅固な陣地を攻撃できる。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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