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欧州

2026.10.24 07:00

ドローン護衛とハリネズミ装甲 ウクライナ軍が新戦術で戦車を再び最前線に

ウクライナ東部ハルキウ州の前線で、ウクライナ軍の戦車がロシア軍の陣地に向けて射撃する様子。ウクライナ陸軍第475独立強襲連隊「コード9.2」が公開した動画から

ウクライナ東部ハルキウ州の前線で、ウクライナ軍の戦車がロシア軍の陣地に向けて射撃する様子。ウクライナ陸軍第475独立強襲連隊「コード9.2」が公開した動画から

ウクライナ軍の戦闘部隊の編成において、戦車は歴史的に中心的な役割のひとつを与えられてきた。実際、ロシアによる2022年2月の全面侵攻開始後、ウクライナ軍の機甲部隊はロシア軍による初期の攻勢を撃退するうえで重要な役割を果たした。だが、この戦争では“戦車キラー”のドローン(無人機)の使用が急速に広がり、機甲戦力の役割は縮小した。過去1年も両軍は徒歩兵による作戦を中心にしている。

ウクライナ軍はここへきて、現在進めている反攻作戦を支援するために、戦車などの装甲車両を再び戦場に投入することを試みている。ウクライナ軍はその一環で、ドローンの脅威があっても装甲部隊が限定的な機動を行えるように新たな戦術を採用したと報告されている。この戦術は、ウクライナ軍が最近、東部ハルキウ州アニシュチネ周辺で前進した際にも用いられた。

ウクライナ軍の新たな戦車戦術

10月にソーシャルメディアに投稿された動画では、新たな戦術によってウクライナ軍の装甲車両が最前線に復帰した様子が示されている。動画はウクライナ陸軍第475独立強襲連隊「コード9.2」が共有した。そのなかでは、ウクライナ軍の戦車1両とM2ブラッドレー歩兵戦闘車1両が未舗装路などを前進している。ロシア軍のドローンなどによる攻撃を受けながらも2両は進み続け、移動しながら、あるいはいったん停車してロシア軍の目標に攻撃を加えている。

移動中の戦車とブラッドレーには複数のドローンが随伴し、防護している。小型のFPV(一人称視点)ドローンが周囲を飛び、敵ドローンの迎撃にあたっている。ある場面では、ロシア軍のFPVドローンが車両に接近してくる。ウクライナ軍のFPVドローンは機動してそのドローンを終末軌道からはじき飛ばし、さらに追跡して撃破したようだ。動画にはこのほか、車両を護衛するバンパイア重爆撃ドローン2機の姿も見える。バンパイアは先回りしてロシア軍の陣地を偵察し、戦闘陣地と疑われる地点に爆弾を投下している。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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