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欧州

2026.10.23 08:00

ドローンから無人戦闘車両を投下 ウクライナが「ロボット空挺攻撃」を拡大へ

ウクライナ軍の大型ドローン(無人機)が無人車両(UGV)「デサントニク」を吊り下げて運搬する様子。ウクライナ政府のテックアクセラレーター「Brave1」が公開した動画から

損失率も低くはなかった。空中投下されるUGVのうち、20%ほどは任務を遂行できないと伝えられる。とはいえ、低コストで使い捨て可能なロボットの場合、この程度の損失は許容範囲だ。80%という成功率はほかの部隊にも、同じような能力を開発しようという意欲をかきたてた。

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「この取り組みは現在、驚異的なペースで拡大しています」とエレクトリックは語る。「多くの部隊から協力してほしいと連絡がきていて、わたしたちは支援や訓練を提供しています。今後、この種の作戦はどんどん広がっていくでしょう」

衛星通信や携帯電話網を利用すれば、UGVはどこからでも操作できる。ウクライナが2025年に実施した「クモの巣作戦」のように、ドローンを目標近くまで密かに運び込む方法もある。あるいは、もっと簡単な手段で送り込むこともできる。ウクライナ軍によるロボット・ヘリボーン攻撃からほどなくして、ロシア軍は、複数のタイプのUGVをパラシュートで降下させて任務を遂行させる演習を実施した。たんに、自分たちもUGVを空輸できると示すことが狙いだったのだろう。ウクライナの長距離攻撃ドローンは、FPVドローンを搭載することがある。次は空挺ロボットを投下するかもしれない。

モスクワを目標にするのは野心的すぎるかもしれないが、次の作戦では前線にもっと近い場所が攻撃対象になる可能性がある。

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「少なくとも(ロシア占領下の)クリミアなら簡単です」とエレクトリックは言う。「いまのセバストポリあたりを、(UGVに)機関銃を積んで走り回らせるのは朝飯前ですよ」

こうした空中機動能力は作戦の選択肢を広げる。これまで、敵陣後方への歩兵の投入は、リスクが高い半面、成功すれば大きな戦果につながる作戦だった。それに対して、投入するのがロボットであれば、人的損失のリスクをゼロにしながら、同じくらい大きな戦果を得られる可能性がある。またこの場合、空中機動部隊を回収する必要もないので、はるかに大胆な作戦を展開できる。使い捨て可能なロボットは、ためらうことなく、果敢に片道任務を遂行できるのだ。

将来的にはさらに多くの可能性が広がる。以前、ウクライナの大型ドローンが四足歩行ロボット、いわゆる「ロボット犬」を運んでいる映像が公開された。この種のロボットは建物内や市街地を移動できる。来たるヒューマノイド(ヒト型)戦闘ロボットも当然、空中からの投下は有力な運用方法になるはずだ。

ロボットによる空挺攻撃は、すでに現実のものになっている。ロボットによる攻撃を受けるおそれのない安全な後方地域というものは、近いうちになくなるかもしれない。航空基地をはじめとする高価値目標も、新しいタイプの脅威に直面することになるだろう。

(forbes.com 原文)

翻訳・編集=江戸伸禎

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