【重要】復旧のご報告セキュリティ対策に伴うメンテナンスおよび会員機能の一時停止について

マーケット

2026.10.22 12:15

戦争・移民送還・減税にAI投資、インフレ再燃でも楽観が続く米国株に40%下落のリスク

stock.adobe.com

ワシントンは中間選挙前に方針を転換するのか

ガソリンが1ガロン4.33ドル(約684円)になり、有権者がそれに気づいたとき、ワシントンはどう動くのか。戦争、関税、強制送還、税について、方針を改めるのか。それとも、さらに突き進むのか。すべてが簡単に変えられるわけではない。中間選挙は米国時間11月3日に行われる。

advertisement

インフレが広がる前に良識が勝つことを、私たちは願っている。だが、そうならなければ、あるいは遅すぎれば、インフレを抑える仕事はFRBだけに委ねられる。そして、FRBの主な手段は金利である。

インフレを抑え込めば相場は急回復、1980年代には12カ月で58%上昇

希望の持てる話もある。インフレは抑え込める。そして抑え込めれば、市場はすぐに回復する。FRBがインフレの勢いをくじいたあと、10年物米国債の利回りは、1981年10月から1982年10月にかけて4.2ポイント低下した。12カ月間の低下幅としては、少なくとも1960年以降で最大である。S&P500は、1982年8月から1983年8月にかけて58%上昇した。

最近も同じことが起きた。インフレ率は2022年6月に9%近くでピークをつけ、1年後には約3%まで下がった。S&P500は2023年に24%、2024年に23%、2025年に16%上昇した。

advertisement

どちらの場合も、まず代償を払っている。1980年代初めには景気後退、2022年にはS&P500の25%の下落である。代償を払ってでもインフレを抑えるのか。FRBは再び、その選択を迫られるかもしれない。

食品などを除く物価が3.5%を超えたら、2022年の再来を警戒

まずは、1つの数字に注目したい。食品とエネルギーを除いた物価の上昇率で、現在は2.6%である。エネルギー価格が前年より20%高いまま、この数字が3.5%を超えれば、エネルギーの値上がりがほかの物価にも広がり、2022年と同じ筋書きをたどっていることになる。そうなれば、何年も先の利益をあてにして株価がついている銘柄ほど、大きな打撃を受けることになるだろう。次の物価統計の発表日と、次にFRBが金融政策を決める会合の日程を、カレンダーに書き込んでおくとよい。

次回の物価統計となる2026年10月分のCPIは、11月10日に発表される。2026年のFOMCは、残り2回だ。次回の会合は10月27〜28日で、来週にあたる。続く12月8〜9日の会合では、政策金利などの経済見通し(Summary of Economic Projections)が公表される。

(forbes.com 原文)

翻訳=酒匂寛

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事