【重要】復旧のご報告セキュリティ対策に伴うメンテナンスおよび会員機能の一時停止について

北米

2026.10.21 16:15

日本がオンチェーン金融で「デジタル敗戦」を繰り返さないために|渡辺創太

「デジタル敗戦」を繰り返すな

そうした違いがある以上、国内の規制緩和だけでは日米の差は縮まらない。だとすれば、日本の事業者は円をドル圏の流動性に接続する戦略を描き、米国市場に積極的に飛び込むべきだ。そこで積み上げた実績とノウハウを日本に還流させ、日本の法整備に生かしていくことに、大きな社会的意義がある。

advertisement

例えば、円建てのステーブルコインを米国で展開し、米国の主要金融機関に日本円のステーブルコインを採用してもらう。パーペチュアルと呼ばれる無期限先物取引(満期のない先物取引)を、制度が整っている米国からスタートさせ、日本のルールメイキングに参加する。株式のトークン化では、SECの推進するイノベーション免除制度に参加し、将来的な日本の仕組みに反映する。こうした方法が考えられる。

アメリカはITの領域において、ルールメイクと実装で先行し、日本市場をかっさらってきた。これが、過去30年にわたる日本のデジタル敗戦だ。同じ歴史をオンチェーン金融の領域で繰り返さないためにも、日本のプレーヤーが米国で先行し、その成果を日本市場の発展へとつなげていく取り組みを、強く推進していかなければならない。

過去記事はこちら>>

advertisement

文=渡辺創太

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事