米国時間10月19日、先週の下げから一転してハイテク株が反発したことで、マイケル・デルの資産額が43億ドル(約6880億円)増加した。これにより、彼はメタのマーク・ザッカーバーグCEOを抜いて再び世界5位の富豪となった。
AI企業の支出をめぐる懸念から不安が広がった先週を経て、19日にはハイテク株が持ち直し、デル・テクノロジーズの株価も2%上昇した。これを受け、米東部夏時間19日午後1時15分の時点でデルの推定資産額は約2413億ドル(約38兆6000億円)に達した。
デルは半導体大手ブロードコムの株式も大量に保有しているが、同社の株価も19日に約2.4%上昇している。
一方でメタの株価は19日に約1.1%下落し、ザッカーバーグの推定資産額は約2407億ドル(約38兆5000億円)へと減少した。
今年はデルにとって飛躍の1年だ。彼が1980年代に創業したデル・テクノロジーズの株価はAIデータセンター向けサーバーの旺盛な需要を背景に急騰した。今年初めに『フォーブス400』が発表された時点におけるデルの資産額は1410億ドル(約22兆6000億円)であり、わずか数カ月で1000億ドル(約16兆円)以上も資産を増やした計算になる。9月には一時世界2位の富豪に浮上したものの、ここ数週間はAI関連銘柄をめぐる市場の警戒感から資産額を大きく減らしていた。
一方、メタは21日に第3四半期の決算発表を控えており、投資家がその行方を注視している。7月、AI関連コストの増大によってキャッシュフローが大幅に減少したことが第2四半期決算で明らかになったことで同社の株価は下落していた。しかし、9月に投入したAIアシスタントツールはリリース後の数週間で数百万回ダウンロードされ、ChatGPTやClaudeといったチャットボットの初期の成長ペースを大きく上回っている。



