米Bose(ボーズ)がポータブルオーディオのラインナップを拡充する。オープン型の「Bose Sport Open Earbuds」と「Bose Ultra Open Earbuds(第2世代)」、そして久々に投入する有線モデル「Bose Noise Cancelling Wired Earbuds」だ。新製品の発表に合わせて来日した、プレミアム・コンシューマー・オーディオ部門統括責任者のラザ・ハイダー氏に、製品を通じて誰に何を届けるのか、そしてボーズが音響技術を事業に活かす道筋を聞いた。
筆者は今年4月、ニューヨークでボーズのホームオーディオ新製品のローンチイベントを取材した。今回のインタビューのテーマは、ボーズにとってもう1つの重点領域であるポータブルオーディオの戦略に加え、異業種との協業や日本市場に対するハイダー氏の期待だ。
3つの新製品が広げる選択肢
まず、この秋にボーズが日本市場にも投入する3つの新製品を紹介する。
Bose Sport Open Earbudsは、ランニングやワークアウトなど、身体を動かす場面を想定したオープン型イヤホンだ。耳をふさがず周囲の音を聞き取りやすい設計とし、さらに耳に挟むように装着するイヤーカフスタイルの安定感が特筆できる。IP54の防塵・防滴性能を備え、1回の充電で最大7時間の音楽再生が楽しめる。税込価格は2万9700円。
Bose Ultra Open Earbuds(第2世代)は、同じく耳に挟むイヤーカフスタイルのフラッグシップモデル。新設計のドライバーにより、オープン型でありながら力強い低音とエネルギッシュなボーカルを聞かせる。内蔵マイクによるハンズフリー通話性能も、初代のモデルから改善した。動画やポッドキャストに臨場感を加えるシネマモードを備え、連続再生時間は最大9時間。税込価格は3万9600円。
Bose Noise Cancelling Wired EarbudsはUSB-C接続の有線イヤホンだ。ボーズ独自のQuietControlノイズキャンセリングを搭載する。ペアリングや本体の充電が不要であることのメリットや、物理ボタン付きのインラインリモコンで音量や再生、通話、ノイズキャンセリングの切り替えがシンプルにできる操作性が、発表以来好評を博しているという。税込価格は1万6500円。日本では10月23日に発売される。
すべてのオーディオ製品で「上質な音楽体験」を探求してきた
効率性や価格が重視される時代に、ボーズは「質の高いオーディオ」に力を注いでいる。その思想はホームオーディオだけでなく、ポータブルオーディオの開発・設計においても一貫していると、ハイダー氏は胸を張る。
「私たちが大切にしているのは、音質やノイズキャンセリングの効果に妥協したくないオーディオファイルです。今回の新製品でも、年齢や性別を問わず、音楽が生活の大切な一部になっている方々に上質な体験を届けたいと考えています」
ハイダー氏は、製品ごとに少しずつ異なるユーザー像を想定しながら、それぞれのリスニングシーンにふさわしい体験を届けることにも注力していると語る。



