3. キリアン・エムバペ(27歳/フランス)
推計総収入:1億ドル(約158億円)
競技収入:7000万ドル(約110.6億円)
競技外収入:3000万ドル(約47.4億円)
所属クラブ:レアル・マドリード(ラ・リーガ)
エムバペの推定年収1億ドルには、今年新たに手に入れた中で最も影響力の大きな資産は含まれていないかもしれない。レアル・マドリードが誇る27歳のFWは、8歳の神童だった2006年から続いたナイキとのパートナーシップを9月に終了し、スイスのスポーツメーカー、Onとの契約を選択した。契約金額はナイキが提示した年額2000万ドル超と大きく異なるものではないとサッカー関係者はみているが、契約条件には株式付与が含まれている。エムバペの保有比率は不明だが、2019年にまだ実績の少なかったOnと同様のスポンサー契約を結んだテニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラーは、同社の株価の恩恵でビリオネアになった。
ピッチ上では、今夏のW杯で10ゴールを挙げて得点王となり、ゴールデンブーツ賞を受賞した。フランス代表は4位に終わったが、エムバペはW杯通算22ゴールの歴代最多記録を打ち立てた。
4. アーリング・ハーランド(26歳/ノルウェー)
推計総収入:8500万ドル(約134.3億円)
競技収入:6000万ドル(約94.8億円)
競技外収入:2500万ドル(約39.5億円)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(プレミアリーグ)
世界屈指の決定力を誇るハーランドは、ノルウェー代表をW杯史上最高成績へと導いた。その過程で、長い金髪と茶目っ気あふれる人柄がファンを魅了し、インスタグラムのフォロワー数は約2倍の7700万人に急増した(大会終了後の8月、長髪をばっさり切ってほぼ丸刈りにしたことで再び話題を呼んだ)。
26歳のストライカーはナイキと大型契約を結んでいるが、2034年まで続くマンチェスター・シティとの長期契約の補強として、英デジタル金融サービスのRevolut(レボリュート)や中国のハーブティーブランドWALOVI(王老吉)と今年新たにパートナーシップを締結した。ところが、クラブが2009~18年に広範な財務規則違反を犯していたと独立調査委員会が認定したことを受け、プレミアリーグにおけるチームの将来は不透明となっている。シティは裁定に異議申し立てを行っており、現在順位表トップに立つ優勝候補の一角に対してリーグがどれほど厳しい処分を下すかが注目される。
5. ヴィニシウス・ジュニオール(26歳/ブラジル)
推計総収入:7600万ドル(約120億円)
競技収入:4800万ドル(約75.8億円)
競技外収入:2800万ドル(約44.2億円)
所属クラブ:レアル・マドリード(ラ・リーガ)
ヴィニシウスにとってレアル・マドリードは、2018年に18歳でトップチームデビューを果たして以来のホームだ。8月には2032年までの新たな6年契約を結んだ。26歳のウインガーは過去5シーズンすべてで公式戦20ゴール以上を記録している。今夏のW杯でもグループステージの3試合ともゴールを決めたが、ブラジル代表はベスト16で敗退した。なお現在ヴィニシウスは、今月10日のラ・リーガの試合で相手選手の髪を引っ張った行為により4試合の出場停止処分を受けている。
ピッチ外では、長年スターとして君臨してきたネイマールの引退が近づく中、ブラジルサッカー界の新たな顔としてマーケティング面でも大きな影響力を持つ。ファナティクス、ヒューゴ・ボス、ブラジルの通信大手Vivo(ヴィーヴォ)など15社とパートナーシップを結んでいる。
6. ラミン・ヤマル(19歳/スペイン)
推計総収入:5500万ドル(約86.9億円)
競技収入:3500万ドル(約55.3億円)
競技外収入:2000万ドル(約31.6億円)
所属クラブ:バルセロナ(ラ・リーガ)
ヤマルはW杯で同世代の他の選手たちほど派手な成績を残していない。スペイン代表が最少得点での勝利を重ねる中で、ヤマルが挙げた得点はわずか1ゴールだ。しかし、チームが史上2度目のW杯優勝を果たすにあたり、スペインの規律あるプレースタイルの鍵を握っていたのはヤマルだった。19歳のウインガーにとってW杯は、まさに非凡な1年の集大成となった。所属チームのバルセロナでは16ゴール12アシストを記録し、リーグ優勝に貢献。2025~26年シーズンのラ・リーガ最優秀選手に選出された。
急速にサッカー界のスターダムへと駆け上がるヤマルには、各ブランドも注目している。アメリカン・イーグルは今年、ヤマルと5年契約を締結したが、これは同社にとって初の複数年アスリートパートナーシップだ。ヤマルのスポンサーはこれで12社となった。


