2. 単なる「ネットワーク」ではなく「人間関係」を構築する
人脈(ネットワーク)は仕事を得るのに役立つかもしれないが、人間関係(リレーションシップ)はその仕事をやりがいあるものにしてくれる。幸福な働き手は、あらゆる同僚をキャリア上の取引相手として扱うことはしない。共に笑い合い、助言を求め、安心して意見を戦わせ、トラブルの際に信頼できるような、真のつながりを築くのだ。
この所属感は、2026年の「最も幸福な職場」調査でも顕著に現れている。信頼や情緒的なつながりは、あれば望ましい付加要素として扱われているのではない。それらは持続可能な従業員の幸福感を構成する中心的な要素なのだ。
これはAI時代の職場において特に重要となる。テクノロジーは会議の要約やメールの作成、スプレッドシートの分析をこなせるが、誰かが自分を支えてくれていると知る感情的な経験を代替することはできない。
この特質は些細な工夫で育むことができる。同僚にその後の経過を尋ね、その答えを覚えておく。公の場で相手の功績を称える。頼まれる前に手を差し伸べる。成果物の話だけに終始しない会話を持つ。お互いをキャリアの「リソース(資源)」として扱うのをやめたとき、キャリアにおける人間関係はより強固なものになる。
3. 学び続ける
幸福な働き手は、心理的に前進し続ける状態を保つ傾向がある。2026年の世界調査において、幸福度の高い職場に関連する特徴として「継続的な学習」が大きく取り上げられている。AIによって職務記述書(ジョブ・ディスクリプション)が急速に変化し、学びが仕事の「準備」ではなく「仕事の一部」となりつつある今、この傾向は特に重要だ。
学びはまた、心理的に重要なもの、すなわち「主体性」をもたらす。職場の先行きが不透明なとき、新たなスキルを習得することは自分がコントロールできる領域を与えてくれる。それは、別の学位課程に入学することを意味するとは限らない。AIツールを学ぶ、他部門の見学を申し出る、未経験のプロジェクトに志願する、パブリックスピーキングを磨く、難しい対話の上達を目指す、といったことで十分だ。
筆者は以前のForbes.com記事で、キャリアを繁栄させ続ける「スーパーエイジャー(驚異的な若々しさを保つ高齢者)」に共通する8つの習慣について取り上げた。そこから得られる根本的な教訓の1つは、活躍し続けることは受け身ではないということだ。身体的、認知的、感情的な習慣が、人が長期にわたってレジリエンス(回復力)とエンゲージメントを維持するのを助ける。最も幸福な働き手とは、必ずしもすべてを知っている人ではない。彼らは多くの場合、好奇心を持ち続けることをやめない人々だ。


