バーンアウト(燃え尽き症候群)からの回復は、休息から始まるわけではない。回復を計画する自分自身が、すでに疲弊しきった当事者であることを自覚すべきだ。
多くの経営者は、バーンアウトからの回復を長い週末のように扱う。朝寝坊をし、いくつかの会議をスキップし、月曜日には万全の態勢で復帰する、というように。このアプローチは、疲労をスケジュールの問題として捉えている。だが、それは間違いだ。疲労とは、そもそもあなたを鋭く、決断力があり、レジリエンスの高い存在にしていた精神的・身体的リソースの枯渇であり、3日間という時間で補充できるものではない。特に、通常最初に現れる早期警告サインを見過ごしてしまった後では、なおさらだ。
手軽な解決策が逆効果になる理由
短い休みはストレスホルモンを一時的に低下させるが、プレッシャーに潰されずに耐えるためのより深い予備力を再構築するわけではない。数日間の休みを取った後、すぐに過密なスケジュールに復帰する経営者は、2週間以内に以前より体調が悪化したと訴えることが多い。根本的なパターンが何も変わっていないため、不調は通常、以前よりも深刻な形で戻ってくるのだ。
問題はスケジュールにあったのではない。ペースにあったのだ。
真の回復は、アスリートが過酷なシーズンの後にコンディションを整える方法に近い。身体のコンディショニングに関する研究では、パフォーマンス能力の回復は一朝一夕ではなく段階的に起こるものであり、その期間中に早く追い込みすぎると、かえってプロセス全体が遅れることが明確に示されている。カレンダー上では可視化しにくいものの、これと同じ論理が精神的・感情的な能力にも当てはまる。
「再構築」の具体的なプロセス
第1段階は生産性の向上ではなく、安定化である。これは、睡眠時間を確保し、不要な意思決定を減らし、より多くのタスクを引き受けることで「復活した」と証明したい衝動を抑えることを意味する。多くの人はこの段階を完全に飛ばしてしまう。なぜなら、やることを減らしているように見え、高速で走り続けることに慣れていると、やることを減らすのが間違っているように感じられるからだ。
第2段階は、選択的な再参画だ。エネルギーを消耗させる業務よりも先に、活力を与えてくれる業務から再開する。これは困難な仕事を避けることではない。まだ余力が残っている分野で能力を再構築し、空のタンク(状態)で、最も困難な課題に真っ先に取り組まないための工夫である。
第3段階は、マージン(余白)、つまり対処できることと実際に引き受けていることの間の緩衝材を再構築することだ。バーンアウトは通常、そのマージンが何カ月も消失したときに発生する。マージンを再構築するということは、余力を残すことに違和感を覚えたとしても、しばらくの間は意図的に処理能力以下のタスクしか引き受けないことを意味する。これは大きな挫折の後にリセットするのに必要な規律と同じだ。



