創業から90年近い歴史の中で、ポラロイドは数々のすばらしいインスタントカメラを世に送り出してきた。スマートフォンの内蔵カメラを使っている若者には時代遅れに見えるかもしれないが、インスタントカメラと共に育ってきた大人たちなら、15分で魔法のように現れる写真を見た時のアナログ的な感動を知っているはずだ。どのような写真が出来上がるか、楽しみに待つ独特のワクワク感がある。
その最新モデル、「Polaroid Mod(ポラロイド・モッド)」が9月末に発売されたので、私はしばらくの間、これを試しに使ってみた。このカメラには、真のアナログ的な創造性を引き出し、アナログ写真ならではの撮影過程と達成感を称える4つのクリエイティブな撮影モードが用意されている。ダイヤルを回すだけでこれらのモードを選択できるポラロイド・モッドは、単に「カメラを構えてシャッターボタンを押す」だけではない、クリエイティブな撮影を、専門的な知識や技術がない人でも可能にすることを目指して開発された。各モードは、光、動き、構図を試すさまざまな出発点となる。
「スプリットショット」モードでは、レンズの半分を覆う付属のカバーを装着することで、1枚の写真を半分に分割し、2つの異なる場面を写し取ることができる。
「モーションフリーズ」モードは、まず被写体の動きを記録し、露光の最後にフラッシュを点灯させることで、動きを捉えた写真が撮れる。
「ダブルエクスポージャー」モードは、1枚のフィルムに2度の露光を重ね合わせ、異なる被写体、場面、瞬間を1つの写真に融合させることができる。
「ライトペインティング」モードは、長時間露光を利用して光の動きを捉える。花火などの光源をフレーム内に動かして、写真の中に光の軌跡や形を描くことができる。



