スターシールドの移動速度制限を巡り、報道が分かれる
ウクライナ軍では、スターシールド端末を搭載したドローンが高速で飛行すると通信が途切れ、任務に支障が出ていた。大規模な通信障害は解消したものの、端末が通信を維持できる移動速度の上限が撤廃されたかどうかについて、報道内容は一致していない。
ロイターはウクライナ国防省の関係者の話として、端末は時速約161キロ(時速100マイル)までの移動速度で再び通信できるようになったと報じた。
ウクライナ軍はドローン作戦を再開、衛星通信は全面復旧との報道も
長距離攻撃ドローン作戦を専門とするウクライナ軍連隊の指揮官は15日、AP通信に対し、部隊が必要とする飛行速度でも通信が使える状態に戻り、ドローン作戦を再開したと説明した。アクシオスも15日、ウクライナ当局者の話として、スターリンクとスターシールドの衛星通信サービスが「全面的に復旧した」と報じていた。
マスク、軍用スターシールドと商用スターリンクの管理主体を区別
ウクライナ当局者のミハイロ・フェドロフは、スターシールドに新たな移動速度制限が設けられたことをXに投稿した。マスクは返信で、軍用のスターシールドと民間向けのスターリンクは、所有者と管理主体が異なると説明した。
マスクはスターシールドについて「米政府が所有し、管理している」と述べた。ウクライナ軍が利用する際の移動速度や使用方法に対する制限も「米軍が決め、最終的には米大統領が決める」と説明した。スターリンクについては、「スペースXが所有・管理する商用サービス」であり、「民間または防衛活動」にしか利用できず、「攻撃的な軍事行動」には使えないと語った。
フェドロフは自身の投稿で、スターシールド端末に課された時速約161キロの移動速度制限を撤廃するようマスクに求め、制限の撤廃は「ウクライナの防衛に不可欠だ」と訴えていた。


