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バイオ

2026.10.23 10:15

ネコと飼い主は幸せホルモンで繋がる 京大などの最新研究で判明

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イヌと飼い主は、いわゆる幸せホルモン「オキシトシン」の濃度が互いに影響を与え合うことが、これまでの研究で知られているが、ネコについてはまだ研究されていなかった。そこで京都大学と麻布大学がネコと飼い主のホルモンの相関を調べたところ、オキシトシンの正の相関が認められた。つまり、飼い主が幸せならネコも幸せ。ネコが幸せなら飼い主も幸せになる理由が解明されたわけだ。

京都大学と麻布大学による研究グループは、ネコ29匹と飼い主19人に協力してもらい、ネコと飼い主のホルモンの関係を調査した。ネコと飼い主は、それぞれ自宅で1カ月間にわたり、ホルモン測定(尿採取)、日常の距離の測定(ネコに発振器付きの首輪を装着し、飼い主のスマートフォンで電波強度を記録)、飼い主の気分の評価(質問紙に回答)、ネコの行動観察(飼い主や知らない人が接近したときのネコの反応)を行ってもらった。

それにより、次の4つのことが判明した。1つは、飼い主のオキシトシン濃度が高いと、ネコのオキシトシン濃度も高くなること。反対に飼い主のコルチゾール(ストレスホルモン)濃度が高いと、ネコのオキシトシン濃度が下がるという相関が見られた。

次は、ネコのオキシトシン濃度が高いと、飼い主の「怒り−敵意」、「混乱−当惑」、「抑うつ−落込み」、「緊張−不安」といった感情が抑えられること。これらのネガティブな気持ちは飼い主自身のコルチゾール濃度が高いと表れやすい。

そして、ネコと近い距離で過ごす飼い主ほど「活気-活力」が高いこと。ネコと暮らした期間の長さには関係が見られなかった。

最後は、オキシトシン濃度が高いネコほど、人に近づきやすいこと。飼い主以外の知らない人にも近づいた。反対にネコのコルチゾール濃度が高いと知らない人のそばにいる時間が短い傾向が見られたが、関連性は明らかにできなかった。

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このように、飼い主とネコの間にホルモンの相関が見られたわけだが、今回の実験はサンプル数が少ないことや、飼い主の多くが女性であったことなど条件的な制限があった。ネコと接することで気分が良くなり元気になることが示唆されたわけだが、たまたまオキシトシン濃度が高い飼い主が、オキシトシン濃度の高いネコと遊んだだけとも考えられ、確実な結論に至るには、さらに詳しい調査が必要になる。

だが、ネコがじゃれついてきてくれたら嬉しいし、気分が良くなるのは確かだ。かわいいネコちゃんを大切に、仲良くするに越したことはない。

出典:京都大学 ネコと飼い主、オキシトシン濃度が相関―ネコとの近さは飼い主の活力とも関連―

文 = 金井哲夫

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