8. 存在感を高める
AI時代のリーダーは身を隠さない。すべてのステークホルダーに対して常に姿を見せ、接しやすく、価値を提供し続ける。チームは明確さと安心感を求めており、そのためにはより一貫性のある誠実なコミュニケーションが必要となる。変化のスピードが速くなればなるほど、リーダーは頻繁にコミュニケーションをとる必要がある。それは以下を意味する。
- タウンホール(対話型集会)の増加
- ストーリーテリングの機会を増やす
- 対話を増やす
- メールやSlackの陰に隠れるのを減らす
存在感を高めることで、リーダーシップは単なる「組織上の概念」から「人間的な存在」へと変化する。
9. 職場における人間性を守る
AIによって職場に効率化の新たな機会が押し寄せる中、従業員が深く人間的なニーズを持つ人間であることを忘れがちになる。AI時代のリーダーは、人間が生き生きと活躍できる環境の維持に意識的である必要がある。チームのエンゲージメントを維持するために、人々が以下のことを経験できるようにする。
- 帰属意識
- 承認
- 繋がり
- メンターシップ
- やりがいのある仕事
- 称賛・祝福
人間的な瞬間を効率化によって切り捨ててはならない。業務の進め方の中に、それらの瞬間を意図的に組み込むのだ。
10. 生涯学習のモデルとなる
従業員はリーダーの行動を見ている。学びが必要だと口で言ったり、人材開発を成長と成功の機会ではなく「会社の強制事項」のように感じさせたりしても、成長への意欲を刺激することはできない。信頼されるリーダーは、自らも従業員に求めるのと同様の学びへの姿勢を示す。AI時代のリーダーは、自らオープンにAIを試し、分からないことを素直に認めるべきだ。一緒に学習に参加し、従業員同士が教え合うことを促すことで、継続的な成長を文化として根付かせることができる。それが好奇心を伝染させるのだ。
成果を上げるAI時代のリーダーは「人間重視」である
AI時代に成長するリーダーは、最も洗練されたテクノロジーを導入したことで記憶されるわけではない。そのテクノロジーをどう活用したかによって、人々が能力を最大限に発揮できるよう支援したことで記憶されるのだ。AIは定型業務の価値を下げることで、リーダーシップのハードルを上げる。機械の能力が高まるにつれ、信頼、共感、判断力、コミュニケーション、真正性、ビジョンといった、優れたリーダーを定義する資質がより価値を持つようになる。AIは仕事の進め方を変革するかもしれない。しかし、優れたリーダーは人々の可能性そのものを変革するのだ。


