滑走路で自転車レース! 「地域住民も足を運びたくなる場所」をつくる
「定期便がないからこそ、わざわざ足を運びたくなる取り組みをする」というのは、富裕層に対してだけでなく、地域住民に対しても同じです。
福井空港では、民間団体による小型機のパイロットライセンス取得訓練や、グライダー飛行の拠点としての活用が継続的に行われています。また、スカイフェスや小型機の体験搭乗会など、空港に足を運び、その空間を楽しめる工夫が重ねられています。
さらに、空港周辺の小中学校では、JAXAとの包括協定に基づく航空教室も実施されています。
そして、2026年10月24日(土)、25日(日)には、滑走路を舞台にした自転車レース「AIRPORT-CRIT 2026 FUKUI(エアポートクリテリウム2026福井)」が開催されます。
日本ではまだ観戦する機会が限られる自転車ロードレースですが、ヨーロッパでは多くのファンを持つ人気スポーツです。
一般的なロードレースは山を越えて何百キロも走りますが、今回開催されるクリテリウムは短い特設コースを何周も回る形式のレースです。
選手たちが観客の目の前を何度も通過するため、スピード感や迫力を間近で楽しめるのが魅力です。
普段は航空機が発着する滑走路を、自転車レースの舞台として活用する。空港という場所に新たな楽しみ方を生み出し、地域の人たちが足を運ぶきっかけをつくる取り組みです。
定期便がないという条件を、単なる制約として捉えるのではなく、空港ならではの体験や地域との接点を生み出す機会に変えていく。
福井空港では、空の移動を支える役割と、地域に開かれた場所としての役割、その両面から新たな活用の可能性を広げようとしています。


