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2026.10.16 12:00

OpenAI「ジャンク級」、アンソロピック「かろうじて投資適格」と判定──AI格付けのスタートアップ

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完全な財務諸表を見ないまま欠けた数字を推計、どこまで信じられるか

もっとも、AIRはどちらの会社についても、財務諸表の全体を見たわけではない。この格付けは、かなり割り引いて受け止める必要がある。AIRはまず公開されている情報を集め、欠けている部分をAIで推定する。そうして組み上げた財務の推定値を、自社の信用評価モデルにかけて格付けを出す。

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OpenAIの利益率はマイナス33.3%、巨大テック7社の中央値43.3%に遠く及ばない

推定値のうちForbesに示された一部によると、EBITDAマージン(売上高に対する、利払い前・税引き前・減価償却前の利益の比率)は、Anthropicが5.4%、OpenAIがマイナス33.3%である。AIRが比較の基準にしているテクノロジー企業7社の中央値は43.3%だ。7社は、マイクロソフト、メタ、オラクル、パランティア、アルファベット、アップル、アマゾンという大手ばかりで、AIを取り入れたAIRの分析では、オラクルを除く6社が投資適格の格付けを得ている。

S&P最高位のAAAはマイクロソフト、利回りはアップル債5.4%に対しオラクル債7.5%

この7社のうち、格付け大手S&Pグローバル・レーティング(S&P)の格付けを持つ企業は、すべて投資適格である。最上位のAAAを得ているのはマイクロソフトで、アルファベットとアップルがAA+で続く。最も低いのはオラクルで、投資適格の最下段にあたるBBB-にとどまる。パランティアはS&Pの格付けを取得していない。格付けの差は、資金調達のコストの差になって表れる。アップルの10年物無担保社債の満期までの利回りが現在5.4%であるのに対し、オラクルの同種の社債は7.5%だ。

最大の制約は公開情報の不足、等級差の主な要因は調整後の営業損益

AIRの共同創業者かつ最高AI責任者のジョー・バーディスは、最大の制約は、両社について公開されている情報が不完全なことだと話す。AnthropicがOpenAIより上の格付けになった主な理由は、調整後の営業損益が黒字だったことだという。そのうえでバーディスは、これほど急成長している企業では、元になる数字が比較的わずかに変わるだけで、信用力の見え方がすぐに変わりうるとも指摘する。

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2025年の営業赤字は約1兆2720億円超、売上高の約7310億円を上回った

IPO(新規株式公開)の目論見書によれば、Anthropicの2025年の売上高は46億ドル(約7310億円)で、営業損失は80億ドル(約1兆2720億円)を超えた。AIRのBBBは、その後に赤字が縮小したことを示す、より新しい業績に基づいている。OpenAIとAnthropicは、コメントの求めに応じなかった。

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翻訳=酒匂寛

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