ナビ・ピレイはマンデラを弁護し、ガザのジェノサイド認定を主導
人権派弁護士であるピレイは、2008年から2014年まで国連人権高等弁務官を務めた。ノルウェー・ノーベル委員会は9日午前にピレイの受賞を発表し、「戦争犯罪、人道に対する罪、ジェノサイドの訴追を確実にするうえで重要な役割を果たした」ことを選出の理由に挙げた。同委員会は、南アフリカでネルソン・マンデラを弁護した彼女の初期の活動から、ミャンマーに対するジェノサイド訴訟の特任裁判官を務める現在の活動までを評価の対象として挙げている。
昨年国連委員会がイスラエルによるジェノサイドを結論づけた際、ピレイは同委員会の委員長を務めていた。イスラエル外務省は9日午前、ピレイの受賞をただちに非難し、「嘘、憎悪、血の中傷に対する賞があれば、ナビ・ピレイは単なる候補者ではなく最有力候補だろう」と述べ、ノーベル委員会が「反イスラエルの憎悪と偏見を正当化するために同賞を武器化した」と批判した。ピレイは受賞後、この賞を「国際犯罪のすべての生存者」と国際正義を守る人々に捧げるとし、「彼らの思いやりと勇気が、不処罰の蔓延を防ぎ続けている」と語った。また、政治指導者には「人権を保護し、戦争を控える法的義務がある」とも述べている。
8つの戦争を解決したと述べるトランプ、2025年にはノルウェー首相に辛辣な文面
トランプはつい先週もノーベル平和賞の受賞に向けてアピールを行い、ホワイトハウスで記者団に対し、「8つの大きな戦争を解決した」自身は受賞に値すると語っていた。彼は「イランが核兵器を持つことは今後決してなく、おそらくこれによって世界が完全に消滅するのを防いだ」と述べ、もし自分が受賞しなければ「彼らにとって大きな不名誉になると思う」と述べていた。
昨年受賞を逃した際、トランプはノルウェーのヨーナス・ガール・ストーレ首相に痛烈なメッセージを送り、「私が8つ以上の戦争を止めたにもかかわらず、あなたの国が私にノーベル平和賞を与えないと決定したことを考慮すると、私はもはや純粋に平和について考える義務を感じない」「私たちがグリーンランドを完全に支配しない限り、世界は安全ではない」と述べた。また、ノルウェーのメディアは昨年、トランプが同国のイェンス・ストルテンベルグ財務相にも電話をかけ、賞について尋ねていたと報じている。9日午前の発表に先立ち、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相はXへの投稿で、「(トランプは)パキスタンとインドを危機から救い出し、停戦を決定づけた」として、トランプの受賞を推薦したことを明かしていた。


